2012年1月30日月曜日

近鉄百貨店阿倍野店 カメラ祭り


この日をどれだけ楽しみに待ちわびていたことか~。

近鉄百貨店阿倍野店にまたまたカメラ祭りがやって来ました。
去年8月にもあり、状態の良いカメラやレアなカメラがが多数展示販売されており、
とても興奮したのを覚えています。


それからまだ半年もたたないうちに催されるとはほんと嬉しい限り。
今回もどんなレアなカメラやお目当てのカメラに出会えるか、開催前からワクワクしていました。



今回このカメラ祭りでは、週末には様々なワークショップ等が行われたようです。
ハッセルブラッドを貸し出して行われたフィルムカメラの入門講習、
ポラロイドカメラのワークショップもあった模様。ハッセルブラッド、使ってみたかったなぁ~。
撮ったその場で現像ができてしまうポラロイドカメラですが、
高機能、コンパクトなデジカメに押されて衰退してしまい、
とうとうポラロイド社もフィルムの自社製造をやめてしまいました。
このまま消滅してしまうかと思いきやオランダの工場で生産が再開され、
今また人気が再燃しているのだとか。



会場に到着したのはお昼ごろ。平日ということもあり人の姿はまばらでした。
私ぐらいの年齢の人は殆どおらず、長年写真を趣味にしているっぽい中高年ばかり。


入場してすぐに足が止まりました。面白いカメラがずらっと並んでいるカメラ屋さんを発見したからです。
神奈川県から遥々やってきたSX-70 FOREVERというカメラ屋さん。
私がずっと欲しかったオリンパスの名機OM-1も状態のいいものが2台ありました。
何とExa 1aもありました。レンズはMeyer Domiplan 50mm付きで標準構成。
”aus Dresden”と銘打たれているタイプだったので、製造年代は私が持ってるのとほぼ同じ。
さらにさらに、スクェアフォーマットで「猫まねきカメラ」の愛称が付いているタクソナ(TAXONA)も。
まさか日本でこの珍しいカメラにお目にかかれるとは思いませんでした。
コンパクトカメラも国産品、舶来品共に豊富でした。国産ではOLYMPUSのPEN、舶来品ではRollei35。



接客してくれたお姉さんとしばしカメラ談義を楽しむことに。
私がTAXONAに目をつけて「このカメラに日本で出会えるとは!!」と感激していると、
「お、このカメラをご存知とは。状態も凄くいいですよ。値段も大変安くなっています」と勧められ、
値段を見ると37800円でした。キワモノ的なカメラだし、確かに状態は良かったものの高すぎる。
このお店を利用される方は初心者のかたが多いらしい。
かく云う私もまぁ一眼レフを使い始めて一年ちょっとしか経っていない初心者なわけなのだが・・・。


状態の良いOM-1に後ろ髪を引かれる思いでしたが、
とりあえず折角なので他のカメラ屋さんものぞいてみることにしました。
昨年8月同様やっぱりライカやニコンのレンジファインダー最上位機種、コンタックス等々高級品ばかりでした。
二眼レフも値札の桁が恐ろしいことになってるローライフレックスが大半を占めていました。
今じゃフィルムが生産されていない4x4のベビーローライなんかもありました。オブジェとして最適?
レア機種も幾つかありました。二眼レフではフォクトレンダーが戦前に発表したスパーブ。
これも実物を目にするのは初めてでした。他にはエクサクタの戦前版。
ショーケース越しにおばちゃんと立ち話。常連のお客さんにエクサクタの愛好家が数名おり、
いい写真が撮れたら店に持ってきてくれるのだとか。
また別の所ではRollei35トークで盛り上がりました。普段なかなかできないマニアックなトークばかり。
ちょいちょい知らない情報をゲットできたり、これもまたカメラ祭りの醍醐味でもあるのです。


ひと通り会場を見終わり、一番最初に立ち寄ったカメラ屋さんに戻りました。
まだ見てなかったジャンクカメラコーナーにRetinette Ibを発見。レンズ曇り&カビ付きでお値段は3000円。
部品用に欲しいなぁって思ったけど・・・。Retina Ibの部品、去年なくしてしまったので。

 

そんなこんなで、ひと通りメイン会場を見まわった後、最初に立ち寄ったカメラ屋さんに戻って来ました。
やっぱり状態の良いOM-1が忘れられない。コンパクトで機械式の純国産MF一眼レフカメラ。
デザインも良い。なんかそそられるものがあります。
カメラ屋の店主らしき人が出てきて「このカメラ祭り開催中に4台売れた」のだとか。
「やっぱり中古カメラ市でお目当てのものと出会えるのは縁だしね~」と言われぐらりと心が揺らぎました。
2台状態のいいものがありましたが、そのうちの一つはOM-1にありがちなプリズム腐食を起こしていました。
まぁ撮影には支障のない程度でしたが、ファインダースクリーンがスプリット式だったので見にくかった。


もう一台の方はプリズム腐食もなくすごくきれいなプリズムでした。
ファインダースクリーンもマイクロ式で、こちらの方が見やすくて使いやすい。
さらにPentax MXも勧められ迷う要素が一つ加わることに。ボディーは甲乙付けがたいけどレンズが。
どちらも明るいレンズを使っており申し分ないのですが・・・。
それにPentaxは既にデジタル一眼で持っているので。

 

結局・・・。OM-1を一つ頂くことにしました。

 

IMG_0132

それがこれ。我が家にやってきた名機OM-1です。底板は擦れまくってるけど、撮影に影響はないので。
それ以外外観はほんとうに綺麗。前の持ち主が丁寧に使ってたんだと思います。
OM-1のメカニック面で面白いところは、シャッター速度調整がレンズ側でおこなえるようになっている点。
軍艦上面にあるシャッター速度調整に見えるっぽいものはISO設定用のもの。なんとISO1600まで対応してます。
TTL内蔵露出計はおまけみたいなもの。露出計用に電池がついていますが、なくても動く機械式カメラです。
シャッター幕は布幕。横走布幕シャッターってどうなんだろうなー。Praktica L2は金属幕だったので。



何よりデザインが良いです。コンパクト。いつでもどこでも連れ出したくなる、そんなボディです。
レンズはM.Zuiko F1.8 50mmです。これがどんな写りを見せてくれるのか今から楽しみでなりません。
最近極寒なので、外に撮影しに行く気になかなかなれませんが。気が向けがその内に。

 

OM-1を連れて、天気の良い日、特に暖かい日に散歩に出てみたいな~。

 

 








0 件のコメント:

コメントを投稿