2010年11月29日月曜日

大雪


朝起きて窓から外を見たら一面銀世界。
今シーズン初の大雪です。11月末でこの状態だと、この先思いやられるなー。


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2010年11月28日日曜日

目抜き通り


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町の目抜き通りJüdenstraßeの様子。クリスマス市初日の今日、辺りが暗くなり始めたら続々と人が集まってきました。
やはりクリスマス市は暗くなってからが美しいということを皆さんご存じのようです。
通り沿いの大きなクリスマスツリー(写真左側)にも明かりが灯りました。



この時15時55分でした。次のハレ行きが16時05分だったので、大急ぎで駅に戻ることに。
夜のヴァイセンフェルスも見てみたかったのですが、クリスマス市は小規模だし、外に時間を潰せそうなところがないので、
ハレに戻ることにしました。



Exa 1aでの撮影ですが、36枚撮りで15枚ほど撮りました。
現像出来次第また公開します。

再びクリスマス市へ


靴博物館は迫力満点でした。DDR時代の公社で用いられていた巨大な機械がたくさん展示されていました。
先程の動画では日本の靴が紹介されていました。日本だけでなく世界中の靴が展示されています。




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日が暮れてきたので町に戻ることに。クリスマス市のオブジェにも火が灯り始めていました。
規模は小さいものの、明かりがつくと幻想的な雰囲気に変わるものですね。

Schuhmuseum 日本の下駄


城の中庭


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入城


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Schloss Neu-Augustusburg


ここでアクシデント発生。デジカメの電池切れ。
いつも一眼レフと一緒に、コンパクトデジカメも持ち歩いています。記録撮影用に。
ハレを出発する前に買っておくかどうか迷ったのですが・・・。
小さな町では土曜日になるとドラッグストアー等小売店は早い目に閉まってしまいます。ここヴァイセンフェルスもそうでした。
なので駅に一旦戻ってキオスクで探すことに。あることにはあったもののdmの4倍の値段。痛い出費。


気を取り直して、高台にあるお城を目指すことにしました。




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新アウグストブルク城。完成したのが1694年。バロック時代ですね。1746年まで王宮として利用されていました。
お城の中には博物館があるということなので入ってみることにしました。


訪問者は私一人。ほぼ貸切状態でした。

バロック時代の美女4人?


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Stadtgeschichtsbrunnen


20世紀後半に作られた噴水です。Stadtgeschichtsbrunnenといいます。
その周りを取り囲んでいるのはヴァイセンフェルスの歴史を語る際に欠かせない人達です。

 

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市庁舎


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マルクトの隣、聖マルティン教会の並びに外壁がピンク色の建物を発見。どうやらここがヴァイセンフェルスの市庁舎らしい。
これまた歴史的建造物で、今日の形になったのは地図裏に付いていたガイドによると1722年なのだとか。




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市庁舎中央にはテラスがあり、サンタクロースのオブジェにクリスマスツリーが飾られています。
雪の結晶模様に、その上にはベルまでぶら下げられていますね。あ、窓はアドベントカレンダーになっています。




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市庁舎入口にあった、町の紋章を形取ったレリーフ。この2本の塔はお城のものでしょうか。
市庁舎の中では、レゴブロックによる鉄道模型の展示会が行われていました。子供向けのイベントかな。




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建物の内部。結構豪華な内装でした。正面には金文字で何か書かれています。よって撮影すればよかったなー。
土曜日だし、部外者が立ち入って怒られでもしたら嫌なので、この写真を一枚だけ撮ってすぐに退散しました。


今日訪れたかったのはお城でしたが、また少し時間があったので、
もう少しマルクト付近を散策してみることにしました。

ヴァイセンフェルスのクリスマス市


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マルクトではクリスマス市が催されていました。市の期間は11月27日から12月19日までとハレよりもやや短め。
人口が少ない町ではよくあり、中には一週間ちょっとしか催さない町というか村なんかもあります。
写真左側はクリスマス市の入口、中央はクリスマスピラミッドです。そして右手奥に見えるのがヴァイセンフェルスのお城です。


毎度毎度お馴染みですが、町に来て真っ先にすることはインフォメーションを訪れること。
マルクト近くにあった聖マルティン教会の隣にあり、町の地図を無料で手に入れることができました。

靴の町 ヴァイセンフェルス


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今日は朝からよいお天気に恵まれたので、ふらりと思いつきの小旅行に出掛けました。
場所は、7月にSachsen-Anhalt-Tag(ザクセン=アンハルトの日)が行われたヴァイセンフェルスです。
この時の目的は主にお祭りのメインイベントである仮装行列をみることだったので、観光は殆どしませんでした。
なので、もう一度訪れてじっくりと町を散策したいなとずっと前から思っていました。
 

駅舎(写真)のすぐ前にはザーレ川が流れており、ハレと同じザーレ河畔の町です。
歴史は古く、今年で市政825年なのだとか。ザクセン=アンハルト州のブルゲンラント州に属します。
2本の交易路が走り、また地理的にも好条件ということもあり、古くから職工の町として栄えてきました。
17世紀後半頃から石炭が採掘され、19世紀中葉以降工業都市として急激に発展します。
その中でも特に靴産業が盛んで、第二次大戦後にDDRによって靴工場は公営化され、全DDRの靴のうち、
75%がこのヴァイセンフェルスで製造されたのだそうです。DDRの靴コンビナートというところでしょうか。

しかし、ドイツ再統一後は伝統的な靴産業も世界レベルの競争には勝てず没落の一途を辿ることになります。


お昼ご飯をクリスマス市で軽く済ませ、12時22分の電車に乗りました。所要時間は約30分。
週末ということで電車はほぼ満席状態でした。私は進行方向に向いた対面座席に座っていましたが、
あっという間に向い側の席も埋まってしまいました。私の前に座ったのは荷物をたくさん持った年配の女性でした。

今日は絶好の写真撮影日よりということで、今日は小型の(だけど重い)Exa 1aをお供に連れて行きました。
カメラケースを鞄と一緒に隣の座席に置いていると「随分古いカメラね」とそのお向かいの女性に 話しかけられました。

「先月ライプツィヒで買ったんです」

と説明すると、

「うちにもあるけど、使い方が難しくてタンスにしまってあるわ。露光計がないと撮影大変だし、私には無理」

などとカメラを切っ掛けにお喋りが始まりました。結局到着まで15分ぐらい世間話に花が咲きました。


たまたま合い席になった人と話が弾むなんて、何か本格的な旅のような感じで嬉しかったなー。



そうこうするうちにヴァイセンフェルスに到着。帰りの電車の時刻を手帳にメモり、
ふらりふらりと散策を始めることにしました。

2010年11月25日木曜日

(movie) Weihnachtsmarkt

風邪気味


Exa/Exakta用のCarl Zeiss Jena Tessar 2.8/50を売ってくれるお店を見つけました。
eBayに出展しているカメラ屋にメールを送りまくった結果、1件だけ返事が来ました。オーバーホール済みのがあるとのこと。
ザクセン州・ケムニッツ近郊のカメラ屋で、 1950年頃に開店したDDRカメラ専門店っぽいところです。


支払方法を相談した結果「振込みでよろしく」というメールが今朝がた来たので、早速銀行に行ってきました。


朝から体がだるく、グダグダ状態でしたが、重い体を「よっこらしょー」と起こして外出。
風邪気味かな。何か頭もさえないしボーっとしている。食欲もあるようでない。ご飯があまり美味しくないです。
振り込み作業はすぐに終わりました。その後、現像済みの写真を受け取りに市内のDMにいきました。


日本にいたとき、あまり写真の現像をしたことがなかったので、日本の相場はよくわかりませんが、
ドイツではネガフィルム現像が36枚撮りで3.5ユーロ。フィルム代が一本1,23ユーロほどなので計4,73ユーロ。
日本円にして550円ほどです。これって高いのか安いのか。どうなんでしょうねー。


現像でできてきた写真、数枚を公開します。
私が使っているスキャナ、廉価版のフラットヘッドスキャナ故に写真スキャンには向かないということが判明。
これまで公開してきた写真もいまいち写りがよくなかったのもそのせいのようです。
今度一度、現像時にデジタル化を注文してみたいと思います。

 

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部屋から見える景色。写真中央部のねじ部分にちゃんとピントが合わせられるかどうかをテストするために撮影しました。
解像度があまりよくないので見にくいですが、プリントされたものを見る限りきれいにピントが合っていました。




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空。天気がよい日の撮影はこの日が始めて。空の青色、どのように発色されるのかを試してみました。ややアンダー気味かも。
んー、可もなく不可もなくという感じなのかな。もう少しシャープでもよかったかも。今度はもっと絞ってみるかなー。




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飛行機雲が交差するという珍しい光景に遭遇したので撮影してみました。青がやっぱりはっきりしないな・・・。


風邪気味だけどやらなければならないことが結構残ってるので、
ぼちぼちこなしていかねば・・・。あー。

2010年11月24日水曜日

日本の紅葉


先週の土曜日、日本から久々に小包が届きました。
もうじき必要になる背広のズボンとカッターシャツ、そしてヒートテックを2枚、靴下2足を送ってもらいました。
ドイツ人の友人曰く、ここで日本人に合うズボンとシャツを見つけるのは難しいとのことなので早い目に取り寄せました。


EMSで送った場合、以前なら3~4日で到着するのに、今回は6日ぐらいかかりました。
実家に連絡し、発送時の控えにのっている13桁の番号を教えてもらい、日本郵政のHPで荷物の追跡をすることに。
追跡によれば、14日の日曜日に実家近くの郵便局で発送され、16日にはドイツ到着に到着したのですが、
そこから3日ほど税関で足止めを食らっていました。別に怪しいものは何も入っていないのに。 混んでたのかな。
19日、ようやく次のステップに進み、20日にライプツィヒに到着し、同日正午過ぎに受け取りました。
自宅にいたのになぜか不在通知がポストに入っており、ご近所さんが預かってくれていました。

ま、無事に届いて一件落着。

日本のカレンダーで23日は勤労感謝の日で祝日です。
両親からメールがあり、車のタイヤ交換をした後に、紅葉を見に京田辺市の一休寺に出掛けたのだとか。
その時(恐らく父が)撮影した写真が送られてきました。



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一枚目。下半分はちょいと葉の付き具合が貧弱だから、上2/3だけでよかったかもしれませんね。
それにしてもこの赤は日本でしか見られないものかもしれません。鮮やかさがドイツのそれとは違います。



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二枚目。300万画素ほどの携帯カメラなのに、写メモードで撮影してるので画質があまりよくない。
しかし、赤の鮮やかさは十分に伝わる一枚です。



来年こそ、こないだ手に入れたフィルムカメラで紅葉を撮影しに行きたいものです。
特にTessarは赤に強いという評判故に、日本の「赤」をどのように描写してくれるのか今から楽しみです。

Weihnachtsmarkt


最近少しバタバタしてしまい、ブログの更新が一週間ほど滞ってしまいました。
ここのところ天気はずっと雨。気温もようやく冬らしく下がり始め、毎日寒い日が続いております。


昨日久々に寝違い、首の痛みと両腕の上腕部に痺れがあります。
ドイツに来てから度々なっているのでもう慣れっこになってしまったとはいえ、ジクジク痛むので嫌ですね。



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さて、今年もクリスマス市のシーズンがやってきました。これで何度目だろう・・・。
この催しが始まると憂鬱になります。何かダラダラといつまでもドイツにいるなーと自己嫌悪に陥ります。
初めてクリスマス市に訪れた時は、その美しさにただ感激できたのにな。


グズグズダラダラでも、ここに少しでも長くいられることを幸せと感じる方がよいのかな。

2010年11月18日木曜日

鷹の目テッサー


日曜日、先日手に入れたPraktica L2 + Carl Zeiss Tessar 2.8/50mmを持ってザーレ河畔をお散歩してきました。
「鷹の目」という異名をとるZeissの名レンズTessarが果してどんな絵を写してくれるのか、ワクワクドキドキでした。


月曜日に現像に出したのが今日出来上がってきたので、早速公開しますね。
テクニックは、一眼レフ初めて30日ほどなので大目に見てやってくださいませ。これから徐々に勉強していきます。

 

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2010年11月12日金曜日

Praktica L2


約10時間に及ぶイルメナウの旅、何とか無事終了しました。

さて、今回手に入れたPraktica L2の紹介です。



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これが今回手に入れたPraktica L2です。Prakticaシリーズは計4世代あり、これはその第2世代目の機種だそうです。
1975年から1980年代にかけて製造されたもので、Prakticaシリーズの中では比較的評判のよいボディーみたいです。
というのも、70年代頃からDDR産のカメラの質が計画経済の行き詰まりから徐々に落ちてきたころらしく、
中には箸にも棒にもかからないような酷いモデルもあったそうです。


このPraktica L2、世界初のペンタプリズム式一眼レフカメラの血統を受け継ぐ由緒正しい機種です。
今日出回っているマニュアル、デジタル一眼のご先祖様、みたいなものかな。


レンズはCarl Zeiss Jena Tessar 2.8/50です。ドイツカメラといえばやっぱりこのレンズが定番ですね。
レンズマウントはM42。初期の一眼レフではスタンダードだったマウントで、たくさんの種類のレンズが作られました。
絞りは自動絞り(Auto)とマニュアル絞り(Manual)を選べるようになっています。自動絞りというのは、
ファインダーをのぞいて構図を決めてる間は開放で、シャッターを切ると指定した絞りで光を取り込むという機構です。


シャッターレリーズはレンズマウントの左側に、それも斜めに付いています。この斜めタイプはペンタコン独自のものです。




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軍艦上部。今出回ってるデジタル一眼なんかに比べたら作りはほんと簡素で面白みもなにもないかもしれません。
手前からシャッターレバー、シャッター速度調整&フィルム感度調整ダイヤル、そして一番奥がフィルム巻き取りです。
シャッター速度は1/1000まであり結構本格的な一眼レフです。レンズとの組み合わせで色んな絵が撮れるかもしれません。




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カメラの底の部分にはPentacon Made in German Democratic Republicと刻印されています。英語での刻印は、
恐らくペンタコン製のカメラが当時西側諸国にも輸出されていたからだと思われます。
そして、その文字の隣には、ペンタコン本社ビルを形取ったペンタコンマークが付いています。本物のPrakticaです。



撮影テストをいつにしようか現在検討中。
いい絵が撮れたらすぐに公開します。

Alte Försterei


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Stadtapotheke


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Stadtkirche St. Jakobus


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Marktstrasse


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Hennebrunnen


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ベンチに佇むゲーテ


お店を出たのが午後15時半前でした。エアフルト行電車は16時9分だったので、ササッと町を見て回ることにしました。
まずはマルクトを目指すことに。さっき訪れたカメラ屋さんよりもさらに高台にありました。



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まず最初に訪れたのが市のインフォメーションセンターです。私の旅のお決まりですね。ここで地図を貰いました。
ここはインフォメーションセンターとゲーテに関する博物館を兼ねている建物だそうです。建造は1756年です。




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建物前のベンチには、なんとゲーテさんが座っておられます。銅像ですけどね。
この隣に観光客は座って写真を撮ったりするのでしょうか。



だんだん日が暮れ始め、寒さも増してきたので、さっさと主要なものを見て回ることにしました。


続く

イルメナウへ、いざ出発


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イルメナウ行きの電車は午後13時37分発だったので、午後1時半前にエアフルト駅に戻りました。町散策、慌ただしかったー。
写真はエアフルト鉄道の車両です。電化はされておらずディーゼル車です。ハレからハルツ方面へ行く電車HEXに似てますね。
結構利用者が多い路線のようで、出発前には満席になってしまいました。


イルメナウまでは所要時間約1時間。電車は颯爽とチューリンゲンの森を抜けていきます。途中鉄橋もありました。
沿線の景色ですが、ハレやその周辺の集落の景色とはまた違いとても新鮮でした。なので、1時間なんてあっという間でした。


イルメナウは終着駅です。午後14時40分頃到着しました。僅か1時間で天気が悪くなり、降り立った時凄く寒かったです。
用意してきたGoogle地図と人の流れを頼りに町の中心部を目指しました。目抜き通りあたりまでは簡単に着けたものの、
地図には細い通り名が記されていなかったために、同じ道を行ったり来たりして、目的の場所に辿り着くまで結構大変でした。


イルメナウは高台にある町で、市街地に進むにつれてどんどん道の傾斜が急になります。
今回訪れたカメラ屋さんも町の中心地よりもより高いところにあり、ちょっとした登山感覚を味わえました。
日頃運動不足のみにとっちゃキツかったけど・・・。


カメラ屋さんに到着したのが約束の時刻午後15時の5分前。お店の名前と営業時間が掲げられた扉を発見したものの何か変。
玄関にしてはみすぼらしすぎる木製の扉でした。「ホントにここなのか」と不安になりましたがノックして開けてみることに。 
この扉は玄関ではなく敷地への入口扉でした。中はいると、ごくごく普通のお家と広い庭がありました。


ドアの開け方がよくわからなかったので、ライオンの口に付いた輪っかをこつんこつんを叩き鳴らしてみたところ、
窓からおじさんが顔を出して「ドアは押すんだよ」と教えてくれました。中にはいると左手にさらにもう一つドアがあり、
その先にようやくカメラ工房とおじさんを見つけることができました。


いかにもカメラ工房といった感じで、ショーケースにはカメラ博物館にありそうな古いDDRカメラが展示されていました。
これまでウェブサイトでしか見たことがない大柄な6 x 6サイズのブローニーフィルムを使う中判カメラもありました。
他にもPraktica Bシリーズ、Exa 1b、Exa 1cなども展示されていました。さすがDDRカメラを専門にするお店だけあります。


まずは先日ライプツィヒで購入したExa 1aの様子をチェックして貰うことにしました。
シャッター速度、レンズの絞り、フィルムの巻き上げ等を見てもらいましたが、シャッター速度、フィルムは問題なしとのこと。
シャッター速度なんてどうやって計測するのかって思いましたが、ちゃんとそういうった機械があるようです。すごい。


しかし、レンズの絞りに問題発覚。絞りを開放状態では使い物にならないとのこと。つまりF2.8の時。
一昨日、天気が悪い時に絞り開放で何枚か撮影してみたのですが、尽くピンぼけに見舞われたのもどうもそのせいらしい。
Meyer-Optik Domiplanは巷の評価どおり廉価レンズで質が悪いとのこと。ZeissのTessarに替えるよう勧められました。


とはいうもののExaktaマウントのTessarって入手しにくいのです。おじさんも「今、流通してるのかわからん」とのことでした。
でも、F値を4以上にすれば問題なく撮影できるので、Meyer-Optik Domiplanはしばらく使い続けてもよいみたい。
確かに、最初に試し撮りした時のF値は5.6~11でとても綺麗に撮影できていたから。Tessar、追々探すかー。


さて、いよいよ本題。Praktica L2とのご対面です。以前ライプツィヒのお店でMTLモデルを触らせてもらったことがありましたが、
その時の印象が「重い」でした。とにかくズシリとくる重さでした。Exa 1aもそれなりに重いですが、それ以上だったかも・・・。
しかし、L2はMTLモデルに比べて軽い軽い。「同じLシリーズでもこうも違うものなのか」と驚きました。


このPrakticaは基本レンズにMeyer-Optik Domiplanを搭載するモデルではなくてTessar搭載モデルなのです。
「やっぱりイェナのTessarはいいよー」とおじさんも一押し。私も購入を決めたのはTessarが付いているからでした。
Praktica L2の価格ですが70ユーロでした。その内訳は恐らく本体20ユーロでレンズが50ユーロぐらいだと思います。


一通り操作方法及び注意事項などの説明を受け(別記事で紹介します)購入を決定しました。
カメラ本体だけを渡されそうになったので「ケースありませんか」と申し出ました。でないと、持ち帰る際に困るので。
「ケースあるかな。ちょっと待ってて」とおじさんはちょっと困っていましたが、別室から新品ケースを持ってきてくれました。


Praktica Lシリーズ用の純正ケース。 新品故にケースがまだ堅く、なかなかカメラが収まらず、
さらにカメラとケースを固定するネジ部分が少しかみ合わず収納が大変でしたが、何とか使えるようになり一安心。
純正だし高いかなーって心配しましたが10ユーロでした。安い。ストラップも付いており申し分なし。



お金を払い、お礼を述べて店を後にしました。
近くのドラッグストアでフィルムを購入して早速撮影してもよかったのですが、
折角イルメナウへ来たのだから、少し観光してみることにしました。



続く

クレーマー橋


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フィッシャーマルクト


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アンガー広場

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貸し自転車屋さん


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久々のエアフルト


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エアフルト中央駅です。さすが州都の玄関口だけあり駅舎の構えは立派ですね。3年ぐらい前に訪れた時は改装中でした。
ドイツ中部と東部を結ぶ存在のようで、発着する電車の数もかなり多く、昼夜問わず多くの利用者で賑わっています。




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高架下には路面電車の停留所があります。駅構内とアクセスしやすくなっており、以前訪れた時にはありませんでした。
有名なフィッシュマルクト、大聖堂、クレーマー橋へはここから出発する路面電車に乗ればいけます。



今回は移動距離が50㎞を超える旅なのでザクセン=アンハルト=チケットを使いました。
これはザクセン=アンハルト州、チューリンゲン州そしてザクセン州で有効な周遊チケットで、バスや路面電車でも使えます。
週末周遊券とは違いシングル用(20ユーロ)も用意されています。5人までのグループ用は28ユーロです。
利用開始時が曜日によって異なっているのが注意です。月~金は午前9時から、週末は0時から使用できます。


歩いて大聖堂方面まで行ってもよかったのですが、
次の電車まで1時間半しかなかったので路面電車を使うことにしました。