2010年3月29日月曜日

Naumburgの旅 7 路面電車

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マルクトで見た不思議な光景。路面電車のものらしい線路だけど、埋め込まれたまま分断されています。
駅前で単線の小さな路面電車を見かけました。しかし少し変だったのが本数と路線図。
本数は1時間に2本。路線は1つしかなく、駅前とVogelwieseという区間を往復するのみ。
路面電車がある町なら、駅前からマルクトへの路線が存在するはずなのにこの町にはない・・・。一体何故。




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駅を目指して歩いていると後からチンチーンと路面電車の音がしました。
1時間に2本の路線故にもうこの町の路面電車にお目にかかるのは無理かと思っていましたが、
なんと動いている路面電車に会うことができました。
しかしこの車両・・・。どう見ても1960年代のものっぽい。ハレで何度も古いのを見たのでよくわかる。
復刻車両なのか。いや、それにしても何か不自然・・・。



後でNaumburgの路面電車についてサイトで調べてみたところその謎が解けました。
Naumburgにおける路面電車の操業自体は1892年に始まる伝統あるものなのですが、
1979年に中央駅と中心街を回る環状ルートが停止してしまいます。
1986年1月29日から18ヶ月間行なわれた軌道のオーバーホールを経て、
1987年6月に1路線だけですが10分間隔の運行を再開します。

ドイツ再統一の後、Naumburgの路面電車は新しい試練に遭遇します。
利用者数が半減し、さらに環状路線は悪条件のためにいつまでも再開されませんでした。
Naumburgの人々は路面電車保護のために立ち上がり、市民団体を結成します。
1991年、市議会は一度路面電車の存続を決定しました。新しい軌道が敷設されることになっていましたが、
次の年も工事は停滞し、とうとう路面電車存続のための決定的な町の決議は得られず、
工事は中止され、路面電車の代わりに1993年には3つのバス路線が新設されました。

1992年の路面電車操業100周年歳時に短い区間を往復運転したものの、
その後は軌道設備の殆どがアスファルトで埋められてしまいました。マルクトで見たのもそれだったのでしょう。
車両の殆どは廃車になり解体されました。
1993年には観光目的のために路面電車を民間の交通会社に貸与することを決定します。

1994年、路面電車操業が路面電車愛好会によって設立されたナウムブルク路面電車株式会社に貸与されます。
1994年来、残った軌道を用いて幾日間かの操業を始めます。
それらの軌道は徐々に延長され、1994年には250メートルだったのが今日には2.5キロになりました。

1999年、路面電車会社と市は新しい契約を結びます。
ナウムブルク市が中央駅からSalztorまでの路線を再建を援助することに賛同したのでした。
以降、2004年には新路線も開業し、2007年からは毎日運行するようになりました。


参考サイト:http://www.naumburger-strassenbahn.de/historie_d.htm


路面電車の車両は、ノスタルジックな雰囲気を出すために、
あちこちから古いものをもらってきて利用しているのだとか。どおりで古すぎるはずだ。



しかしまぁ、路面電車存続のためにこのような運動があったとは知りませんでした。
そんなそんな貴重なものを最後の最後で見れてよかったなー。

2010年3月28日日曜日

Naumburgの旅 6 旧家

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この建物も何だか古そうな感じがします。
外見は新しそうですが、正面の6つのプレートに金文字で何やら書かれています。




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Im 1581 Jahre erbaut von Lambrecht von Altensee und Dr. Johann von Frankenberg.
1823-1889 befand sich in diesem Hause das Postamt.
1600-1823 Gasthof zum Güldenen Harnisch im Besitzte der Familie Harnisch.


1581年にこの家はvon AltenseeさんとFrankenbergさんという人によって建てられ、
1600年から1823年までHarnisch家によるホテル、そして1823年から1889年までは郵便局だったみたいですね。




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In diesem Hause wohnten:
  1806  Herzog Ferdinand von Braunschweig 
  1808  Friedrich August von Sachsen
  1813  Kaiser Napoleon
  1815 und 1821  Friedrich Wilchelm III
  1853  Joh. Wolfgang von Goethe
  1845. 1846 und 1853   Friedrich Wilchelm IV 

宿屋だった時代、結構お偉い方々が利用されていたみたいです

1806年にはブラウンシュヴァイクのフェルディナンド公
1808年にはザクセン王フリードリヒ・アウグスト
1813年にはナポレオン皇帝
1815年と1821年にはフリードリヒ・ヴィルヘルム三世(プロイセン王)
1823年にはヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
1845、46年と1853年にはフリードリヒ・ヴィルヘルム四世(プロイセン王)


現在は・・・。薬局になっています。

Naumburgの旅 5 銅像

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ニーチェの家を後にし、再びマルクトを目指して歩き出しました。途中凄く綺麗な広場出でました。
Holzmartというところらしく、広場の片隅にとあるものを発見しました。




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ニーチェの銅像です。ひっそり佇んでいました。この横の女性は一体誰なのでしょうか?


私以外は観光客ひとらしき人は誰一人おらず、閑散としていてました。
地元の人はニーチェについてどの様に思ってるのでしょうかね。

Naumburgの旅 4 ニーチェ

フリードリヒ・ニーチェ。哲学者故に何をしてどんな著作を残したかについてはこ難しくて詳細は知らなくても、
名前ぐらいは聞いたことある人かと思います。かくいう私もその一人です。


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この角っこにある家がニーチェの家。ライプツィヒ近郊で生まれたニーチェは幼い頃に父親を亡くし、
父方の祖母と叔母が住んでいたここナウムブルクに移り住んだのでした。
ギムナジウムを終えた後、ニーチェは学業や大学での教鞭等で各地を転々とする生活を続け、
ナウムブルクにはたまにですが帰ってくることがあったとのこと。そして、1889年に精神を病んだ彼は、
母親にナウムブルクの家に連れ戻されます。

晩年は妹のフランツィスカとヴァイマールに移り住み、そこで亡くなりました。




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ニーチェの家の外壁に貼られていたプレート。

Hier wohnte der Philosoph Friedrich Nietzsche zum Besuche bei seiner Mutter in den Jahren
zwischen 1890-1897.

と書かれてあります。




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部屋の一階部分。主に彼の家族についてパネルで説明されています。
入館は無料ではなく、通常は2.5ユーロ、学割で1ユーロです。




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二階部分。結構日当たりのよいいい部屋でした。ニーチェの原稿、著作等が展示されています。
中には彼か彼の家族達が実際に使っていたテーブルと椅子などもありました。




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海外におけるニーチェ研究および関連文献の紹介。下の段、左から2冊目は日本語による著作です。


やはりとてもお堅い哲学の分野での偉人ということで、
訪問客はとても少なく、私以外ではドイツ人夫婦が一組いた程度でした。
それと場所がとてもわかりにくい。大きな通りに面したところにあると思いきや、
住宅街の片隅にあったので、何度も何度も道に迷い、
最終的に地元の人に道を訊ねてたどり着くことができました。



ニーチェの家を後にする頃にはすっかり天気がよくなり、気温もずいぶん上がっていました。

Naumburgの旅 3 市庁舎

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人口の割にはこのナウムブルクのマルクトは広くて立派でした。午前2時過ぎだったので市もありません。
観光インフォメーションはすぐ近くにありましたが、土曜日は午後2時までしかやっていないとかで閉まってました。

写真は市役所の建物。何度も火災に遭い、その都度再建、改造が施されたそうです。




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正面玄関。17世紀の改築工事の際に取り付けられたルネサンス様式のものだそうです。
色鮮やかな装飾が、かつてこの町がとても栄えていたことを表しているようですね。 




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この長細い建物。町の博物館になっているそうなのですが、ドイツ最古の民家の一つだそうです。
名前はHohe Lilie。左側の建物の壁にかかっているレリーフが綺麗でした。


次に訪れたのは、哲学者フリードリッヒ・ニーチェの家です。

Naumburgの旅 2 大聖堂


大聖堂の歴史は古く、11世紀半ばに今日の大聖堂の基礎が築かれたそうです。正式名称はPeter-Paul Kirche。
またルターとも縁があるらしく、1542年に最初のドイツ人プロテスタント監督をこの地に就かせたのだとか。


聖堂内には有名な彫刻が多数存在するそうです。
ガイドブックなどにはエッケハルト2世とその妃ウタの像が有名とあり、特に妃の像はとても美しいのだとか。
でも、入場料が結構高い上、写真撮影に別途料金を取るということで、
聖堂内へ入るのは今回断念しました。

近いし、あと一回ぐらい来てみるか・・・。


大聖堂の前の道をどんどん歩いていくとマルクトに到着しました。

Naumburgの旅 1 駅舎

Naumburgはハレから鈍行電車で約40分ほどの距離にある人口35000人弱の小さな町です。
1012年の古文書にその名が初めて現われますが、かつては二つの交易路の交差点として栄えたそうです。


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Naumburgの中央駅。駅舎の構えは立派ですが中は狭いです。
ドイツ鉄道のサービスカウンターもありますが、平日は午後6時頃、土日は午後2時頃に閉まるみたいです。
人口のわりには主要駅のようで、ミュンヘンやライプツィヒ方面のICEが停車します。





大きな地図で見る

上の地図からもわかるように、駅から町の中心部までは結構距離があります。オマケに道は坂道。
図書館でコピーしてきた地図を頼りに住宅地をくねくね進むこと20分。ナウムブルク大聖堂に着きました。
大聖堂はナウムブルクの「顔」と称してもよいほど、この町の代表的な建物の一つです。




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坂道を上り終え、進路を左へ左へととっていくと、4本ある大聖堂の塔のうち2本が見えてきました。
塔の規模はかなり壮大。こりゃ楽しみです。


出発前の予想通り、市内に近づくにつれて天気が回復し青空が見えてきました。



お次はいよいよ大聖堂前の広場です。

廃墟

ナウムブルクへは結局行くことにしました。
西の方の空が次第に明るくなり、青空が見えてきたので、暫くしたら天気は回復するのではないかと思ったので。
日が出てくれれば寒さも多少改善されるはずでしょうし・・・。


ナウムブルクはハレから50キロ圏内にある町故、今回はHopperticketというものを利用しました。
50キロ圏内までなら6.5ユーロで往復移動できてしまう便利なチケットです。
以前、アイスレーベン(Luther-Stadt Eisleben)に訪れた際にも利用しました。



大きな地図で見る

地図の左下にナウムブルクという地名が見えますね。
ハレから約40分のところにあるザーレ河畔の町です。規模はハレよりも遙かに小さいです。




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この辺りはかつてDDRの工業地帯だったようです。Schkopau、Leunaという地域には、
DDR時代に重化学コンビナートが建設されました。その労働者のベッドタウンがHalle-Neustadtだったのです。
今でも重化学コンビナートは残っており、巨大な石油貯蔵タンクが沢山並んでいます。


写真はとある工場跡の廃墟かな。

Versorgungskontor  Industrie Textilien
Leipzig-Objekt II
Weissenfels

って書かれてあるのがわかります。


この沿線にはかつて色々な国営工場が建っていたのでしょうか・・・。



ナウムブルク旅行記は後日更新します。
今日はちょいと疲れました。

バスターミナル

マルクトでOstermarktを堪能したあと駅へ移動しました。
勢いで、ちょっと近場でまだ行ったことがない町に行ってみたいなーって思って。


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2番の路面電車で駅に向かう途中、ふと写真右隅にある看板に気が付きました。
そういやバスターミナル、ずっと前から工事していました。新しい看板ができているということは・・・。
もしやと思い、付近を散策すると、新しいバスターミナルが29日から稼働するとのこと。


真っ新の行先案内板、待合室等が設置され、
数年前のボロボロのバスターミナルの面影は全くありませんでした。




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駅構内にも大きなイースターエッグを発見。これ、人間が入れるぐらいの大きさがありますね。
ということで、町のどこもかしこもイースター一色です。


さて近場の旅ですが、目的地はナウムブルク(Naumburg)にしました。
しかし問題だったのはお天気。さっきマルクトにいるときに雨に降られたし凄く寒かったので・・・。



行くべきか行くべきでないか・・・。結構悩みましたが結局出発することに。

馬車

今日は動物の登場頻度が高い。
ウサギ、羊、ニワトリ、牛、豚そして今回の馬・・・。

お馬さんパッカパッカの馬車です。御者さんは女性でした。
これはきっと結婚式用の馬車じゃないかな。新郎新婦さんが載っているのを目撃したことがあります。


ウサギ、羊、ニワトリ、牛、豚そして馬と頑張ってアップロードしました。
ブログ訪問者の多い少ないにかかわらず・・・。毎回楽しみにしてくださってる方もいるみたいなので。



でも☆ない、コメントないんだろうな・・・。
何か寂しいな。

豚と牛

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藁でできた牛なのでしょうか。結構頑丈な作りになっていて、
子供が背中の上にのって記念撮影していました。
私が乗ったらさすがにつぶれるかな。「モー結構」って言われるかもしれないな。



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こちらはブタさんです。ドイツ人の生活には欠かせない動物ですね。
豚に載ってる子供達はあまりいませんでした。彼らにしたら豚は食べるためのものなのかもしれない・・・。


あるサイトでちらっと見たことがあるのですが、
ドイツ人の子供と日本人の子供のそれぞれに豚の畜殺シーンを見せたところ、
日本人の子供が「かわいそう」というリアクションをしたのに対し、
ドイツ人の子供は「おいしそう」と言ったのだとか。



ま、でも、ソーセージは美味しいですけどね。
ブタさん、いつもありがとうございます。

ニワトリ


卵の横にはなんとニワトリさん達の小屋がありました。とさか具合から雌鳥さん達のようです。
あ、雄鳥もいるのかな。水を飲んでいる白いの、とさか大きいや!!
動画にありますが、彼らは地鶏で生後20週目だそうです。


しかし、もし彼らが産んだ卵だとしたら、
自分達の横で卵の中身が抜き取られるのって一体どんな気分なんだろうか・・・。

卵のお絵かき教室

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イースターといえばウサギさん達の他に卵も主役です。
卵に色々な色を塗り、それを庭に飾ったりします。私の家の近所でも卵の飾り付けをちらほら見ることができます。


私も日本にいる時ドイツ人の先生に教えてもらって作ったことがあります。
卵のてっぺんとそこの部分にドライバーで小さな穴を開け、
てっぺんの穴から息を吹き込んで中身を吹き出してしまいます。
その後、卵の表面に色々な絵柄を描いていきます。




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おっ、色んな卵がありますね。
よーくみると、ニワトリの卵だけでなくてウズラ卵も混じっています。


で、この卵の横には・・・。

hitsuji


ウサギだけではありません。なんと羊さんもいました。
イースターに羊が何故関係しているのか、残念ながら勉強不足の私にはわかりません。


子羊もいました。
ラムとマトン・・・。いい加減食べる方から離れないとなー。

usagi


なんと、生きているウサギさん達もいました!!
子供達はもう大喜び。いや、子供達だけでなく親御さん達も大喜び。
ちょっとした移動動物園みたいになっていました。

これらのうさぎさん・・・。後で食卓に並ぶ、ってことにはならないですよね。


さらに、ウサギの檻の横には・・・。

兎 うさぎ ウサギ

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イースターといえば主役は彼らです。そう、ウサギさん達。可愛い置物が沢山売られていました。
私もこれまで幾つか買いました。でも、イースター前に買うと高いので、イースター後に買うことにしています。




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このようなウサギさんが描かれた看板もあります。でも、この卵、宇宙人が産まれてきそうな卵だ。
これは確か花屋さんの看板でした。



ドイツでウサギの出番ははイースター限定らしい。
おもちゃ屋さんにいくと、色々な種類のぬいぐるみが売ってるのですが、
何故かウサギだけあまりありません。


この時期、夏の河内家菊水丸並の需要があるウサギさん達。
看板や置物だけではありません。

Ostermarkt

若干19歳の隣人が引っ越しすることになりました。

朝9時半頃、キッチンの方でばたんばたんと物音がしたので、
何ごとかと思い出てみると彼が助っ人を2人連れて片づけを始めていました。

やっぱり若いし、遊びたい盛りだし、ここは2人WGだから寂しいのでしょう。
どうやら助っ人2人達と暮らすようでした。


昨日の昼、シャワーを浴びた後に背中を拭いていたら、
突然背中の筋をひねってしまい、右肩胛骨と右手に激痛が走るようになりました。
どんな姿勢をしても辛い状態・・・。年に数回同じようになります。


隣人は引っ越しでドタバタしそうだし、
私は激痛でのたうち回ってストレスが倍増しそうだったので、
背中の痛みをちょいと我慢して図書館に避難することに。
注文したザクセン=アンハルト関連の本が丁度Lesesaalにあるので。


本のチェックを1時間ほどで済ませマルクトの方へ行ってみることに。
週末にマルクトでOstermarktなるものが開かれるというのをハレ市のHPで見ました。
○○marktっていう場合、色々なお店が出てとても賑やかになります。


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クリスマス市の規模程ではないですが、結構沢山お店が出ていました。
イースター関連の市ということで、普段なかなか見ることができないようなものもたくさんありました。


そう、イースターといえばウサギと卵ですね。

2010年3月27日土曜日

ぜんまいざむらい

3月26日から日本全国のマクドナルドで始まるハッピーセットのキャラクタは、何と『ぜんまいざむらい』です。
26日にまず第1弾が、来月1日に第2弾が発売されるそうです。


第1弾、第2弾共に3種類ずつ発売されることになっており、
各々の商品はとても可愛くて、ぜんまいざむらいファンなら是が非とも手に入れたいものばかり。


我が家では家族みんながぜんまいざむらいのファンです。
父親は朝早くに仕事に出掛けるので朝の放送は見れませんが、
月曜日が祝日になる時など母親と一緒に見ていたそうで、
なにげにぜんまいざむらいへの評価は高い。


発売される旨を電話で連絡すると、
26日に早速3種類ともゲットしたとのこと。なんとまぁ早い。
早速3種類の商品の写真を送ってきてくれました。



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からくりマクドナルド。
からくり大江戸(ぜんまいざむらいの舞台)にあるマクドナルドをイメージしたものだそうです。
ネジを回すとライトアップされたマクドナルドのロゴと、
マクドナルドの店員さんの格好をしたずきんちゃんが出てきます。
ずきんの上にマクドナルドの帽子をかぶってるのでしょうか?



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あるくぜんまいざむらい。
彼は200年間善之助という泥棒でした。
団子屋の団子を盗むのに失敗し、
誤って井戸に落ちて死んでしまいました。
しかし、大福の神が現われ、彼にゼンマイを与えます。
善い行いをすることによって彼は生きることが許され、
ゼンマイを巻き続けないと緩みきってしまい死んでしまいます。
そして108回善行をすることで、
元の善之助に戻してやると大福の神は約束したのでした。



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ひっしょうだんごけん。
ぜんまいざむらいが善を施す際に用いる必須アイテム。
ゼンマイと一緒に大福の神が死んだ善之助に与えたものです。

町の中で悪人や喧噪に遭遇すると、

「おいらのぜんまいきこきこしちゃうぞ」

「ぜんぜんぜんまいざむらいの、おだんごだんだん、だだんのだーん、ひっしょうだんごけん、うけてみよー」

の台詞のあとこの剣を悪行を働いたり喧嘩している人に向け、団子を食べさせると・・・。
あら不思議。人々の心は穏やかになり、善い行いをするように改心します。
ただし、このひっしょうだんごけん、一部の人には効果がありません(なめママ等)。
そんな時は増量バージョンの必笑七色だんご剣が登場します。


このだんご剣、振ると「ひっしょうだんごけん、うけてみよー」と喋ります。
実家に電話してる時、横で父親と母親がきゃっきゃ言いながら振って遊んでいました。
父親はあるくぜんまいざむらいがお気に入りのようで、
ゼンマイを回しては遊んでいた模様。

「そのうちこわすからやめとき」

と母親に注意されていました。


後日談・・・。27日。あるくぜんまいざむらいをさらに3体追加購入したのだとか。
ついでに週末限定のステッカーももらってきたのだとか。

あまりマクドナルドばかり食べると体に悪いのに・・・。

2010年3月26日金曜日

えっ?真夏日?

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さすがに・・・。こんなに気温は高くないだろう・・・。

ここの温度計、数年前から既に壊れている模様・・・。早く修理してください。

花壇

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昨日撮影したJoliot-curie-platzの花壇。まだ花が花壇に馴染んでないのかな。ぐったり気味。
花壇を取り巻く木々が緑になる頃には、もっともっと天気がよくなって過ごしやすくなるんだろうなー。


今日はSemesterticketを買いにいってきました。
新学期が始まる一週間ぐらい前にHAVAG(ハレ市交通局)に行っておかないと混雑して買えなくなります。



このSemesterticket、要するに定期券のようなもの。
70ユーロ(日本円で約8600円ほど)でハレ市内の乗り物が乗り放題になります。
この4~5年で約10ユーロほど値上げされました。まぁ仕方ないですね。

今年から新制度が導入され、今まで切符形式で販売されていたのがカード式になりました。
購入時に学籍証を提示すると、生年月日、学籍番号、有効期限等がHAVAGに転送されます。
そのデータはHAVAGが発行するUmweltcard Goldというものに移されます。



学生証だけでも、平日の午後5時から翌日の午前3時、日祝日の一日中市内交通はただになるのですが、
平日の日中もやっぱり買い物等で路面電車やバスを利用したいので毎学期買っています。


それにしても怖ろしいほど最近天気がよい。今日もポカポカ陽気でした。
あー、どこかでかけたい。

2010年3月25日木曜日

ザクセン=アンハルトを旅したい!!

長期ドイツ滞在が始まった2005年以来、旅らしい旅って数えるほどしかしていません。
余所の町に訪れてもその殆どが文献収集やらそれに関連する用事がメインで観光はオマケみたいな感じでした。



もうそんなに長く滞在できないし、たぶん今後これそうにもないので、
訪れることができるところは訪れておきたいなーと思っている今日この頃です。


先日も実家に電話した時のこと。


「こないだテレビですごい城のような建物見たんやけど、そこいったことあるか?」
「町の名前思い出せへん・・・。あっ、ケルンか!!」


「もう時期帰れるんやったら、今のうちに色々見てきた方がええと思って、町の名前メモしてたんや。折角やし」


とのこと。残念ながらケルンは2001年に始めてドイツに訪れた時に行ったことがあります。
しかし、家族のこのような心遣い、嬉しかったです。



というわけで、残りの時間で行けそうなところのリストアップもしなくっちゃ。


まぁ、手広く行くのはもう時間的に無理。今考えているのは、

  • 南ドイツ(今まで訪れた南限はニュルンベルクのため)
  • 今まで訪れたことがある思い出深い近場の町
  • ザクセン=アンハルト州の代表的な美しい町



今主に重点的に情報収集しているのが3番目。
図書館で本も借り出しました。情報収集、資料集めはお手のものですし。
一冊素晴らしい本がありました。小さい町の市内図までばっちり掲載。
明日、図書館に行ってコピー撮ってこないと・・・。


ザクセン・アンハルトって日本じゃ殆ど知られていない名前。
ベルリン、ニュルンベルク、ミュンヘン、フランクフルト、ボン、デュッセルドルフ、等々。
日本で日本人が見聞きしたことがあるドイツの地名ってこんな感じじゃないかな。


でも、歴史の表舞台に出てくるような、あるいは文化的に重要な町が結構あったりします。
例えば、代表的なものでは・・・。

  • ハレ:私の住む町 新渡戸稲造(旧5千円札の人)がここで博士号を取得 ドイツ最古参のチョコレート工場
  • デッサウ:バウハウス(現代芸術に大きな影響を与えた芸術学校)が置かれたところ
  • ケーテン:バッハが宮廷楽長として迎えられたところ
  • ザルツヴェーデル:バウムクーヘンの故郷
  • マグデブルク:ザクセン・アンハルトの州都 マグデブルクの半球 フンデルトヴァッサーの遺作がある町
  • ヴィッテンベルク:宗教改革の立役者マルティン・ルターが教鞭を執った地
  • アイスレーベン:ルターが生まれ没した地
  • クヴェトリンブルク:世界遺産に登録されている木組みの家群がある
  • ヴェルニゲローデ:ハルツ地方にあるブロッケン山の登山口



と色々あるわけですが、探せば他にも色々美しいところがあるみたいです。
例えば、

  • Wettin:美しいお城があるザーレ河畔の町 お城は今ギムナジウムになっている
  • Querfurt:ピアノ教則本バイエルの作者バイエルが生まれた町 古城がある
  • Bernburg:美しい古城がある
  • Naumburg:大聖堂 ハンザ都市
  • Nebra:世界最古の天文盤「ネブラの天文盤」が発掘されたところ



と、今現在知りうるだけでもこれだけあります。これからもっともっと出てくるかも。
このような日本の観光ガイドにはまず載らない、でも美しい町を時間の許す限りご紹介できたらなと思います。



大きな町に行くのもいいけど、
長期滞在で得た地元交通の利用方法、現地語で書かれた観光ガイドブックを手がかりに、
付近の町の探索もこれまたいいんじゃないかな・・・。



また写真を掲載していきます。
最近有り難いことにGoogle リーダーに当ブログを登録してきてくださってる方がいるみたいです。
Google リーダーって便利ですよね。いつか使い方を紹介したいな。


ええと、そう。常連さんもそうでないかたもですが、
☆☆☆☆☆でブログ記事の善し悪しをしてもらえるのを再度設置しましたので、
それをポチッと押してもらえると嬉しいです。読みっぱなしにされるより励みになります。
もちろんコメントも大歓迎。


余所のブログみたいに、うちもコメントでワイワイ盛り上がってみたいなー。


では早速週末はどこかにいこうかな・・・。

2010年3月24日水曜日

Käseschnitzel

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図書館やら色々巡ったついでに、お昼ご飯は外で食べることに。
今日のメニューはチーズシュニッツェル(Käseschnitzel)とポテトフライ、ニンジンサラダです。


チーズシュニッツェルは、チーズに衣を付けてトンカツのように揚げたもの。
ドイツではポピュラーな料理だそうです。ソースはヨーグルトソースでちょいと甘め。


ポテトの量が・・・。最近食べるのがきつくなってきた。

春の装い

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図書館からの帰り。Joliot-curie-platzを横切ったら花壇の植え替えがおこなわれていました。
色とりどりの花を見ると「春だなー」って実感しますね。



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暫し立ち止まり、植え込みの仕方を見学していました。
いつものS字曲線は杭を立てることによってデザインしているようです。


明日行ってみると綺麗に植わってるのかな。
写真撮りに行こう!!

2010年3月20日土曜日

動画 フロアの様子

最後に、Mangaブースの様子を撮影した動画をどうぞ。


混雑ぶりが伝わったでしょうか?
これ、土日だともっとすごいことになるんだろうな・・・。

子供も大人も

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このように、子供向けのお絵かきコーナーみたいなのもありました。ちらほらいる大人はインストラクターかな?
本の見本市って大人だけでなく子供達もこのように楽しめるようになっています。



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こちらは多色刷りの版画コーナー。どの様に多色刷りがおこなわれるのか、しばし足を止めて見学していました。


漫画、子供向け書物以外にも、小説、百科事典、旅行誌等々色んなジャンルの書籍のブースがありました。
専門書もありましたが、雰囲気を味わいにきた故にお堅い本を手にとって・・・っていうのはやめました。
小説等のブースでは、著者本人が本の解説をしているところもありました。日本ではあまり見られない光景かも。
日本だと「出版記念」と称して個々の書店でおこなわれることがあっても、
これだけのスペースで新刊紹介がおこなわれるということはそうないかもしれません。


もう一つ、古書店も開かれていました。これもLeipzig Buchmesseの醍醐味の一つらしい。
ここでは販売も行われていました。


15時に入って1時間半ほどかけてほぼ全部の棟を見て回りました。
これでドイツ2番目の規模だったら、フランクフルトのそれは一体どれぐらいなんだろうか・・・。
ちょっと想像できない。

ガチャガチャ

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ブースの一角に見つけた興味深いもの。そう、ガチャガチャです。マリオ、ドラゴンボール、ポケモン、色々ありました。
コスプレイヤーに人気のようで、結構人集りができていました。一回1ユーロと若干高めだけど。
ドイツの町中にはこんなのないですからね。カプセルから出てくるキャラクターに歓声をあげてました。



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かく言う私も一つ回してみることに。ドラゴンボールZのを。出てきたのはなんと魔人ブゥ。完全悪版ですね。
悟空やベジータはやっぱり出てこないのかなー。


あまり漫画ばかり見ているのもあれなので、他のブースも巡ってみることに。

Manga

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Mangaはドイツ生活の中にとけ込んでしまっている日本語語彙の一つかな。
いやはや、写真のように度派手なコスプレイヤーがいたり、同人誌やコミック販売等がおこなわれていたり等、
「ここは一体どこだ」と思える光景が広がっていました。



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キャラクターグッズ店。よーく見たらONE PEACEなんかもありますね。フィギュア、ぬいぐるみ、仮面まで。



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こちらはコスプレイヤー御用達のお店っぽいです。なりきりグッズらしきものがちらほらありました。
写真の一番下に「ARARE」って書かれた、ドクタースランプ・アラレちゃんの帽子なんかも見えますね。
ドイツ人がこの帽子かぶって、眼鏡かけて「キーン、ウンチャ」ってやるんでしょうかね。



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アニメ上映会もありました。子供も大人も楽しんでいます。手前に天使のコスプレしたお姉さんがいますね。



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ここはカードゲームスペースっぽい。老若男女がカードゲームに興じています。どんなゲームをしてるのかな。
そういえば数年前、Bonnを訪れた時だったかな。子供達が遊戯王のカードゲームをしていたのを覚えています。



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おや、どこかで見たことあるキャラクター。そう、ドラゴンボールZです。鳥山明の作品は今やワールドワイド。
ドラゴンボール、ONE PEACE、犬夜叉、ポケモン等々、日本の漫画、キャラクターの人気は根強いようです。


ブースの一角に興味深いもの発見!!

広い・・・

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グラスホールの中はとにかく広い。天井が高い建物故に開放的で、人が多くてもあまり気になりません。
中央のグラスホールではドイツの主要マスメディアのブースが立ち並び、座談会や討論等がおこなわれていました。
このアーチ型の建物、ライプツィヒ中央駅を彷彿させる建物です。




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一日かけてじっくり回る一般客、各出版者やマスメディア向けに食事・休憩施設も設けられています。
これなら朝から入って、夕方までのんびり見て回ることができますね。


あ、書き忘れていた。Comic-Space、所謂マンガコーナーもあるため、多数のコスプレイヤーもいました。
コスプレしていくと入場料が正規料金よりも2.5ユーロ安く9ユーロになります。


ではそのマンガコーナーへ行ってみることに。

Messegelände

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見本市会場は路面電車の停留所から目と鼻の先の距離にあります。アクセスはすごくしやすいです。
先程の記事で挙げた地図からもわかるように、見本市会場はとても広い。
グラスホールを中心に、左に2棟、右に3棟見本市会場が並んでいます。グラスホールに入れば雨露の心配なし。



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会場前にあったライオンのモニュメント。ライプツィヒの町キャラクターはライオンなのです。
そういえばこのようなキャラクターへの様々なペインティングはベルリンでも見かけました。ベルリンは熊でしたが。



グラスホールに入るとチケット売り場があります。
チケットは町のチケット屋やオンラインで買える前売り券もあります。その場合、若干安いみたいです。
当日券は一日有効券が11.5ユーロ。これが結構高いのです・・・。
しかし「午後チケット(Nachmittagstiket)」というのもあり、こちらは午後3時から有効で6ユーロ。
このチケットを利用すべく、会場には午後3時前に到着するよう旅程をたてました。
ささっと見て回って会場の雰囲気を味うだけで十分なので。


さて、Messegländeの中に入ってみましょう。

Leipzig Buchmesse

最近お天気がすごくよいです。
昨日も今日も気温は15℃近くまで上がり、すっかり春めいてきました。
お天気がよくなるとついつい外出したくなるもの。

ということで今日は2010年 Leipzig Buchmesse(本の見本市)にいってきました。



大きな地図で見る

ライプツィヒの本の見本市は毎年この時期に開かれます。
同様の見本市はフランクフルトのそれも有名です。ライプツィヒ、フランクフルトは古くから出版の中心地でした。
今ではその規模のトップの座をフランクフルトに譲ってしまいましたが、
戦前まではライプツィヒの方が規模が上だったのこと。
規模だけでなく歴史も上。遡ること17世紀(1632年)だそうです。



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開催期間は18日(木)から21日(日)まで。土日は混雑するのでしょうねきっと。
毎年開かれているにもかかわらず、実は訪れたのは今回が初。この時期結構バタバタしていたのです。
2006年は何だかんだ忙しく、2007年は一時帰国中、2008年、2009年はビザ更新前。

たぶん来年の今頃はもうドイツにいないので、今回が最初で最後の訪問となります。



会場へのアクセス方法ですが、
ハレ方面からだとLeipzig/Halle空港を経由するLeipzig行きの電車で行けます。Leipzig Messe下車です。
しかし公式サイトには「Leipzig中央駅から路面電車16番を利用するように」とありました。
今回、行きは路面電車、帰りはLeipzig Messe駅から電車を使いました。

ハレの片道切符はLeipzigを含む5つのゾーンで3時間有効。路面電車も切符を新たに買うことなく利用できます。


では早速会場に潜入!!