子供の頃から最低限「これだけは守れ」と教えられてきたことってあると思います。
人に嘘を付いたり騙したり裏切ってはいけない
人を怪我させたり傷つけてはいけない
何でも人のせいにすることなく、悪いことをした時は謝る
身だしなみは綺麗に整えておくこと
整理整頓を常日頃からきちんとする
無駄遣いはしない
ご先祖様を大事にする
弱き立場の人、動物は大切にする
食べ物を粗末にしてはいけない
決められたことはきっちり守る
等々。
これらはどれも人間が生きていく上で必要なもの。
そして、大人が良き見本となって子供に教え示してきたもののはずです。
しかし、最近このような人間が生きていく上で必要な最低限のルールを、
大人達が子供に示すことが出来なくなってきているように思います。
大人達がこのようなルールを簡単に破ってしまっている。
こんなことを繰り返しておれば、
子供の目には「大人が守らないのなら、自分達もいいんじゃないの」と映るでしょうし、
このままいけば、人間生活で必要最小限のモラルが、
極論かもしれませんが継承されなくなってしまうかもしれません。
そう感じた事例が、昨日一昨日と話題になっている外務大臣辞任の話です。
前原前外務大臣が、幼少期からの知り合いであった近所の焼肉屋のおばちゃんから、
数年間に渡って政治献金を5万円ずつ受けとっており、。
その焼肉屋のおばちゃんは帰化していない在日韓国・朝鮮人だったという話です。
日本では法律で「外国籍の人から献金を受けてはならない」と決められています。
こんなの当たり前のことでしょう。日本のため、日本人のために国政って行われていかねばならないのに、
外国人から献金を受けて外国人にとって都合のいい国政なんてできませんよ。
それに在日韓国・朝鮮人達は、帰化していなければ外国人です。
もし、こういう日本の法律に従う気がないのであれば、即刻日本から出て行ってもらうしかありません。
こういうと彼らは「差別差別」と喚き散らしますが、朝鮮人であれ、ドイツ人であれ、イタリア人であれ皆同じです。
前原氏は今回、明らかにこの法律を違反したのです。
結果的に辞任はしたものの、その前に「自民党の○○もしたではないかと」、
自分がしたことを棚において他人のことを指摘していました。
また、前原氏は明らかに法律違反を犯しているにもかかわらず、
民主党の議員の中には前原氏を擁護する人達もいるようです。
その擁護とは「外国籍と知らないで受け取るのは誰にでもあるケース」と。
いやいやちょっと待ってくださいよ、と言いたい。
その法律、一体誰が作ったのですかと。
自分達(議員達)を律するための法律を自分達が私利私欲のために破り、
そして自分達に都合が悪くなったら「はいやめましょか」って・・・。
そんなのありえますか。
今回、
「決められたことはきちんと守る」という、
子供でも言い聞かせれば守るようなことが、
大の大人でありながら、
それも秀才(京大卒)で人一倍ものを考えるのは得意でありながら、
国政に携わっている身でありながら守れなかったということが、
大きな問題であると私は思います。
さらに「○○君もしてるのに何で僕だけが・・・」みたいな、
幼稚な責任逃れまで披露してしまった。
国政に携わっている人の中には、このような子供達に模範を示せない人うじゃうじゃいるはず。
鳩ぽっぽも小沢もそう。前政権の自民党の議員達もそう。
こんな連中が国政をしていて、日本の将来が明るいわけないし、
未来に希望が持てるわけありません。
あるラジオ番組で、
「誰が、何でこんな時期にこんなことをリークしたのか」
「自民党の○○議員は、どんな意図があってこんなことをしたのか」
「自民党はそこまでして政権を奪還したいのか。仮に出来たとしても、
過去の失政を反省していないし、本当に国を導けるのか」
「解散、解散といってるけど、大臣もまた引きずりおろしてしまったけど、
こんなことしていたら諸外国からまた馬鹿にされる」
等々の意見がパーソナリティーとそのゲスト達から出ていました。
しかし、いつも思うことですが、政治は一体誰がするのかという問題が、
国民の頭の中からすっかり抜け落ちてませんか。
一体、自民党にしろ民主党にしろ、そんな議員達を選んだのは誰なんですか。
それは私達日本国民なんですよ。国政の主役は議員ではなく国民なんですよ。
なのに、まずそういう国会議員を国政に送り込んだ自らを省みて反省せず、
国会議員が起した事件のみに一喜一憂し、あーだこーだいうのって・・・。
これらは単なる責任逃れ、責任転嫁に過ぎず、これまた大人のすべきことではないでしょう。
話を一番最初に戻していいたいのは、
自分達が決めたことは守る、
悪いことをしてしまったら素直に謝り、責任逃れ、責任転嫁はしない、
というごくごく当たり前のことを、幼稚園児でも教えれば守れそうなことを、
大人が出来ていないということです。 有権者、国会議員関係なくです。
こんなことを大人が身をもって子供に示すことが出来ていない状態で、
根本的な欠陥にいつまでもスポットライトを全くあてない状態で、
いくら未来志向型の政策をああだこうだと議論しても、
数十年後、数百年後の日本に今の人達は何も残せないでしょう・・・。
こういう人もいるかもしれません。「それが社会ってもんなんだよー」って。
じゃあ一体そういう社会を作り上げたのは誰なのか。
社会を良いものにするのも悪いものにするのも、結局我々の考えと行動次第じゃないのか。
「それが社会ってもんなんだよー」っていうのも、一種の責任転嫁でしょう。
ここまで随分と偉そうなことを書きつづってしまいましたが、
書きながら私自身へフィードバックし、私自身これまでどうあるべきだったか、
今後どうあるべきか、日本で生きていく上でどうしていくべきか、反省と課題材料にしています。
日本国の有権者として・・・。
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