2011年3月25日金曜日

食事をご馳走してもらう&Sanfter Engel


久々に食事に誘ってもらいました。

誘ってくださったのは、私と同じ教授の下で博士論文を執筆されてる日本人です(以下「先生」と表記)。
日本で既に大学の先生をされているので、教授の指導を受けるために大学の授業がない3月や9月に来られるのですが、
いつも私に「お食事でもどうですか」と声をかけてくださります。


といっても2008年以来。お会いするのはすごく久し振りでした。


過去に2度食事に招待してもらったのですが、最初はドイツ料理で2度目はギリシア料理でした。
「お店は(どこでもよいの)お任せします」とのことだったので、色々考えた結果、インド料理にすることに。
レストラン選びって苦手なのです。なぜなら、これまで「レストラン」と名の付くところで殆ど食事をしてこなかったからです。
私が外食するところと言えばメンザ(学食)、中華インビス、ケヴァヴ屋ぐらいなものですから・・・。




さて、我々が向かったインド料理店ですが、店内内装もインド一色といった感じで雰囲気はすごくよいところでした。
席に着くないなやメニューを渡されましたが、開いてビックリ。料理の種類が多い。どれを頼めばいいか困るほどでした。
埒があかないので、とりあえずドリンクをオーダーする時に店員さんにお勧めは何か訊ねてみました。
ベタと言えばベタなのですが、カレーとタンドリーチキンがお勧めで、
カレーにはバスマチライス、タンドリーチキンにはナンが付くとのことでした。
店員さんのお勧めに従って、私はカレーを先生はタンドリーチキン(1/2サイズ)を頼むことにしました。



カレーとタンドリーチキンは辛さを自由に選ぶことが出来ます。
メニューには“欧風の辛さ”、”辛い”そして”インド風の辛さ”とあり、三段階になっているみたいです。
私が知る限り、ドイツ人って辛いものを食べないのです。 どうも苦手みたいなのです。
お店で scharf (辛い)って書かれているソース類も日本人が知っている辛口とはほど遠く、殆どが甘いのです。
なので「”インド風の辛さ”は危険な香りがするけど、それ以外なら大丈夫だろう」ということで、
私は2段階を、先生は1段階を選ぶことにしました。



今回、食事に誘ってくださった先生は女性です。
その方がドイツのレストランで食事される折いつも心配されているのは食事の量なのです。
確かにドイツ人の胃袋サイズに合わせてどっさり出てきます。
日本人でも男性ならまだ何とか食べられるものの、女性だったら本当に厳しいと思います。



今回も「カレーはご飯の量が多すぎたら困るので、私はナンが付いてくるタンドリーチキンにする」と仰ってました。
前菜にサラダが出てきました。それも結構な量。そして暫く待った後にメインディッシュが出てきました。
私のカレーですが、ルーの量は普通でしたが、バスマチライスは割と大きめのお椀にたっぷり盛られていました。
タンドリーチキンの方は思わず「え、これが鶏1/2なの」と言ってしまうほどすごい量でした。ナンも結構巨大でした。



さて辛さですが、ドイツ人の味覚に合わせたものになっておらず、日本人でも十分に楽しめる辛さでした。
先生が注文された「ヨーロピアン風の辛さ」のタンドリーチキンも結構辛かったそうです。
でも、辛いんだけど味自体はすごくよく、「辛い辛い」といいつつ2人とも完食してしまいました。美味しかったー。



「舌がヒリヒリするから、アイスクリームかラッシーで口直ししましょか」ということになり、デザートを注文しました。 



 

s201100324DSCF3505

  

私が注文したのはSanfter Engelという意味不明な飲み物。直訳すると「優しい天使」になります。
先生が「これ、天使ってあるけどどんなの出てくるんだろう」と興味を持たれたので、私が注文してみることに。
最初やってきたのはストローが一本だけ刺さった生クリームとアイスクリームが浮かんだラッシーでした。
「これ、どこが天使なのですか」と先生が質問されると店員さんは「わからない。適当につけたんでしょ」とのこと。
「やれやれー」と思っていたら、店員さんが緑色のヒラヒラが付いたもう一本ストローを持ってきました。



「(ストローの曲がり具合を指して)これで天使らしくなったでしょうー」と・・・。



確かに羽根に見えなくはないけど・・・。骨っぽい。 味は悪くなかったですよ。
一通り食事がすむと、最後にマンゴーのお酒を持ってきてくれました。



実はこの日まで、日本人と対面で話すのは1年以上ぶりでした。
日本語を話すことはあったのですが、ハレの町で日本人と日本語を話すのはほんと久し振りのことでした。



帰国前で何かバタバタと落ち着かない最中、
こうして食事に誘って頂いて日本語でたくさん会話できたのはほんとに嬉しかったです。
言葉では言い表せないほどのリフレッシュになりました。

 

さぁ、また明日から準備準備!!

0 件のコメント:

コメントを投稿