2010年1月10日日曜日

大波乱の帰路 電車よ、待ってくれー!!

ライプツィヒ・ハレ空港への飛行機は悪天候をついて何とか飛んでくれた。
同じ搭乗カウンターで、直前のミュンスター行きの飛行機が急きょ欠航になったみたいで冷や冷やしたが。


このライプツィヒ・ハレ空港への移動が今回最も重要だった。
飛行機が遅れると、ハレへの移動の希望が絶たれる。もう延着はゴメンだ。
しかし、そんな思いが届くはずはなく出発が遅れ、10分の延着。
目的地の空港の天候状況が大雪で最悪だったのが原因。


確かに悪天候だった。着陸時、窓からライプツィヒ・ハレ空港を見ようと窓をのぞいたが、
真っ白で何も見えなかった。さらに雪は激しく降り続いていた。
ここからイライラが爆発。なかなか到着ロビーにたどり着けない。
着陸したのが午後11時10分。そこから飛行機が停止するまでさらに10分。
バスでの到着ロビーへの移動に5分。
結局、荷物受け取りのコンベア前に到着したのが午後11時半前だった。
最終電車がくるのが52分・・・。やばい。イライラ爆発。


さらに、待てども待てども荷物が出てこない・・・。
荷物を受け取れたのが午後11時45分。あと7分しかない・・・。
到着ロビーから鉄道駅までは100メートルほど離れている。
重い荷物を息を切らしながら必死に運び、
鉄道駅に着いたのが11時50分。
切符も何とか買えた。

息苦しかったー。


しかし・・・。電車が来ない。


52分をとうに過ぎても来ない。
方々から

「おかしいなー」という声が聞こえ始める。
「もう電車来ないね」と話しかけてくれた老夫婦がホームから去っていったのを皮切りに、
人の姿がホームから次第に消えていった。


私もタクシーでも捕まえようと到着ロビーに移動することにした。
エレベーターに乗っていた時のこと。ホームからアナウンスが聞こえたような気がした。
最上階まで上がってしまったが、すぐにホームに戻ることに。
幻聴ではなかった。つくやいなや「電車が入ります」というアナウンスがハッキリ聞こえた。


英語圏から来られた観光客風の夫婦に英語で
「今のアナウンスはなんて言ったの?」
って訊ねられた。
「電車、来ますよ!!」
と告げるとお互い嬉しそうにガッツポーズ。


遅れに遅れまくった旅程だったが、最後の最後に思いは通じた。
へとへとにはなったが・・・。


0時20分頃ハレ到着。
路面電車は週末故にまだ走っていたが、
雪の量が半端じゃなかったので、
贅沢とは思いつつもタクシーを使うことに。


「今、日本から戻ってきたんですよー」
とタクシーの運転手と暫しお喋りを楽しむ。気さくな方だった。
「日本なんて僕にとっちゃ夢のような世界だよ。テレビでしか見ることないなー」
でも、日本について肯定的な事を色々話してくれたので、
なんか聞いていて嬉しくなってきた。
肯定的な内容・・・。人々の礼儀正しさ等だったかな。


雪景色についてのお話も興味深かった。
辺り一面真っ白になって、メルヘンの世界のようになるので、
雪が降った後散歩されるのがその運転手さんの楽しみなのだとか。


家には午前1時前に到着。
3週間放置していたポストをも恐る恐るチェック。
広告まみれになっているのではないかとずっと心配していた。
特に重要な書類も手紙も届いていなかった。
久し振りの部屋。
食べ物がなーんにもないのでなんとかしないとなー。


大波乱の帰路もこれでとりあえず終了。
まぁ、悪天候の中の移動故に、
五体満足で帰って来れてよかったー。

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