2010年12月25日土曜日

Zeiss Ikon Nettar


10日ほど前にeBayで競り落とした蛇腹カメラが昨日届きました。


先週末の寒波で、欧州の輸送網が大混乱に陥り、そのせいで競り落とした商品がなかなか届かなかったのですが、
友人宅にいる間そのことをすっかり忘れてしまっていました。



競り落とした蛇腹カメラはツァイス・イコン製のもの。ツァイス・イコンはレンズ専門の会社と思われがちですが、
昔は結構一眼レフやレンジファインダー、それに蛇腹カメラなんかを作っていたそうです。




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これが届いたZeiss Ikon Nettar。1950年頃に作られたカメラだそうです。
当時発売されたZeissの蛇腹カメラの中では最廉価版だったそうで、今回も2000円ほどで落とせました。
元々の持ち主はバーデン・バーデンのお医者様だったらしい。 専用速写用皮ケース付きです。




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大きさは横幅が大体14㎝ぐらい。上着の内ポケットだったらすっぽり収まるサイズです。
今のちょいと大きい目のデジカメぐらいです。




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蛇腹を開いてみたところ。凄い状態がよく、実際手にした時驚きました。
蛇腹の開閉もスムーズ。レンズも綺麗。シャッターも絞りも問題なく動いてくれています。
あ、このカメラ6x6の中版カメラです。




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レンズもやっぱり最廉価版らしいです。上位版のIkonta なんかになるとそれこそTessarが付いていたりするのだとか。
まぁその分値段も凄まじいことになるらしいけど。中版カメラ初心者ならNettarでよいのかも。
上の写真はレンズ部分を拡大してみたものです。どのダイヤルのどの数値が何を表わすのかは大体わかりました。




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レンズ部分を後ろから写してみました。25という数字のすぐ上に金属の突起が見えます。
これはシャッターレバーです。手前に引くことでシャッターチャージとなります。速度はBから200までです。
シャッター速度も特に問題なさそうです。




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裏面。上の四角い穴はファインダー。一眼レフと違い飾りみたいなもので、構図決定には糞の役にも立たないのだとか。
中央の小窓はフィルム枚数を確認するためのものです。撮影ごとに自分で一枚一枚巻き取っていかないとだめらしい。
この辺が廉価版だからだそうです。上位機種になると便利なのかな。



中版フィルムは高いし、まず普通に手に入れることができるのかどうかわからないので、
当分試写はしません。それに仮に試写できても現像してくれるところがあるのかどうかわからない・・・。

しばらくは眺めたり、シャッター切って一人で喜んでおきます(笑)。

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