2009年9月4日金曜日

思考停止状態の国民

久し振りに時事ネタを。一昨日の関テレ「スーパーニュースアンカー」より。
青山繁晴さんのコーナーの動画です。

動画1


動画2


動画3



ニュースを追い掛けていて気になっていたことがあります。
それは、これほど次期与党民主党のマニフェストに書かれていたことと、
現在進められている、もしくは党3約、次期閣僚候補の人達の口から出ている事柄が、
見事にずれまくっているという点について、国民からの声が何にも聞こえてこない。

動画でもあるように政権移行チームを作るとマニフェストで公約をあげておきながら、
結局民主党の党3役で政権移行作業を行うという矛盾がまず一つ。
そして高速道路の無料化問題。慢性的な渋滞が起きている道路については無料にしないということ。
最後に消費税アップに関する問題。鳩山氏は「将来的なアップは有り得る」と明言していること。

それに異論を唱えない国民。国民の異論が全くどこからも出ず、賑わうことがない日本。
まるで選挙後が祭りの後のような状態。

選挙への関心なんて、結局勢いとマスコミの煽りの結果でしかなかったとしか思えない。


YouTube動画の3本目にあるコメントが現状の日本を端的に表しています。


国民のレベルと政治家のレベルは比例するってまさに真理だな。
政治なんか興味ない、誰がやっても同じとか言ってる国民が多数い る限りこの国は変わらない。


私の周りにもいます。「政治なんか興味がない、結局誰がなっても同じじゃないの」という人。
私はこれは違うと思います。この国は一党独裁国家でも何でもない。
直接的であれ間接的であれ、自分達の頭で考えて自分の国をよくしていける民主主義国家な筈。
つまり、国民の思考がストップ、現状の悲惨さが他人への責任転嫁に陥ってしまうと、
国民の代表者である政治家の質も段々と下がってしまう。。。


さらに、


  政治家でもないあなた1人がごちゃごちゃ言ってても、国がよくなることはない。
  否定的なことばかり言って、じゃああなたは何を具体的にしているのか。


こう仰る方もよく見かけます。悲しい現状だなぁーと思います。
一国民故、確かに1人じゃ何もできないのは事実。否定的なことばかり言っていても何も良くならない。
でも、自分にとって社会にとって何がよくて何が悪くて、それすらわかっていない、考えられない、
思考停止状態にあることの方がもっと問題じゃないのでしょうか。ポジティブなことであれ、
ネガティブのことであれ、自分で情報を集めて考える。
インプットだけでなく時には周りの人と話題を共有しあうアウトプットも重要。
こういうブログでアウトプットすることだって思考プロセスの一部だと思います。


政治というモノは政治家だけものもじゃない。
国民1人1人のもので、意にそぐわなければ声を上げて反発すればいい。
いい部分があればもちろん支持してさらによくしていけばいい。

格差社会にしろ、派遣・日雇い労働等の雇用問題にしろ、年金問題にしろ、農業問題にしろ、
私が関わるところのアカデミックな場での雇用問題にしろ、これら目先の問題の根っこにあるのは、
これまで延々と続いてきた国民の政治への不関心、思考停止状態で、
そのつけが今吹き出してきたんじゃないかと思う。


これに早く気づかないと取り返しのつかないことになる。
とくに外国勢力。彼らに情などない。食うか食われるかが国際社会。
少しでも甘いところを見せたたら外国勢力はドンドン入り込んできます。


本当に自分の国をよくしたいのであれば、1人1人では非力であるとしても、
まずは自分の頭で考える。思考停止状態に陥らない。
常に批判的な目を持って、より良くできるにはどうするか考える。

これが大事なんじゃないかなー。





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