2010年4月26日月曜日

Museumsnacht -Sächsisches Psychiatriemuseum Leipzig/Interim-


s20100424DSCF1681
Grassi Museumを出たのが午後22時過ぎでした。
まだ時間があるので、次どこに訪れようか検討した結果、Psychiatriemuseumに訪れることに。


Psychiatriemuseum。どういう意味か。精神病院という意味です。


7番の路面電車に乗り、町の西へ西へと向かいました。もう夜も更け、辺りは真っ暗。
路面電車において停留所はアナウンスあるいはディスプレイ等で示されるもの。
しかし、ディスプレイ表示は壊れ、車輪の騒音でアナウンスがかき消されてしまい満足に聞き取ることができず、
目的の停留所で降りることができないというハプニングがありました。
幸いなことに、降りた停留所が目的の停留所の一つ向こうだったので、
上りの路面電車ですぐに向かうことができました。
夜遅くの路面電車。酔っぱらいや異様にテンションが高い人だらけでとても怖ろしい・・・。
なかでも驚いたのが、12~13歳の少年少女達が酔っぱらって路面電車後部で雄叫びを挙げている光景・・・。
少年達は飲酒で顔を真っ赤にし、少女達は年齢に似つかわしくない化粧や露出度の高い服を身につけている・・・。
丁度移動の最中に、ドイツでは未就学児が既にタバコを吸っているという話を友人から聞いたところでした。
先進国、どこの国でも子供達は蝕まれ、あらぬ方向に向かってしまうのかな・・・。


さて、この精神病院博物館、路面電車の停留所からさらに10分ぐらい歩いたところにあるということが判明。結構遠い。。。
不親切な地図を頼りに何とかたどり着くことができたもののの、精神病院らしく町のかなりはズレにありました。
着いたのが午後23時前。我々以外にも建物に向かう人の姿が結構あるのに驚きました。


建物は現在もなお精神病院として用いられており、さらに麻薬患者の更生施設であるとのこと。
建物の入口は案外すんなりとわかりました。受付でチケットを見せ、3階の展示室に向かいました。中は病院特有の臭い。
3階の殆どが展示室になっており、パネル展示、書物紹介、昔の精神病患者が身につけていた衣装などがありました。
また、昔の精神病棟における治療風景などもビデオで放映されていました。
患者が暴れた時に押さえつけるためのネット(小学校の時障害物競走で見たようなもの)やら、
患者が書いた絵などが映し出されていました。


写真展示のコーナーもあり、そこでは私が今いる町ハレのNietlebenに存在した精神病院が紹介されていました。

Königlich-Preußische Provizial-Irrenanstalt Nietlebenというのが正式名称だったそうで、
19世紀に建てられたのだそうです。2006年に礼拝堂をのぞく建物は取り壊され、大学の研究施設になるのだとか。
礼拝堂が残っているらしいので調べてみたら確かに地図上にありました。訪れてみようかな・・・。


博物館を後にし、再びLeipzig駅に着いた時は既に日が変わっていました。
0時10分の電車でハレに戻り、家に着いたのは1時半過ぎでした。


今年は4時間ほどで4ヶ所7種類の博物館を巡ることができました。
Museumsnacht、これまでも何度か参加したことがありましたが、今年は特に興味深いものを色々見れて充実しました。
同行を快く受け、4時間もの間行動を共にしてくれた友人にも感謝。

0 件のコメント:

コメントを投稿