2010年4月26日月曜日

Museumsnacht -楽器博物館-


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この楽器博物館には、5000点もの展示品があり、この種の博物館では世界最大規模なのだそうです。
常設展示と特別展示があり、常設展示では5世紀まで遡って楽器の変遷を見ることができます。
写真はイタリアのピサで作成されたピアノ。グランドピアノっぽいですが、至る所に鮮やかな装飾がなされています。


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管楽器も豊富にあります。私もこれまで見たことなかった、現代の管楽器のご先祖様がたくさん展示されており興奮しました。
写真はファゴットのご先祖様。物凄く大きいものばかり。
とくにコントラファゴットのご先祖様はその大きさが際立っていました。高さ4メートルぐらいあったとおもいます。
今日のコントラファゴットは折り曲げられています(それでも十分大きいですが・・・)。



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これ、コントラバスだと思うのですが、現代のそれよりも遙かに大きいようにおもいました。人一人ぐらい入れそう。
弦の数は五弦。一体このような巨大な楽器、どの様に演奏していたのでしょうか。
弦楽器も古い時代のもの、世界各地のものと展示品は本当に充実していました。



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この楽器、チェロのようでギターのように指盤部分にフレットがついています。
これ、19世紀に発明されたギターとチェロの中間楽器アルペジョーネといいます。
演奏の仕方ですが、フレットはついていますがチェロ同様弓で弦の部分をひきます。弦の数は6本。フレットは24個。
この楽器のために書かれた楽曲で特に有名なのが、私も大好きなシューマンのアルペジョーネ・ソナタ。
しかし皮肉なことに、この曲ができた頃、既にこの斬新な楽器の存在は忘れられており、
ビオラ、チェロ、コントラバスによって演奏されたとのこと。幻の楽器になってしまったようです。


その他、ガラス製のフルート、7~8メートルはある巨大サックス、とにかく珍しい楽器が目白押しでした。
他の博物館にも足を運びたかった故、じっくり見ることはできなかったので、もう一度訪れてみたいです。

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