2010年3月28日日曜日

Naumburgの旅 4 ニーチェ

フリードリヒ・ニーチェ。哲学者故に何をしてどんな著作を残したかについてはこ難しくて詳細は知らなくても、
名前ぐらいは聞いたことある人かと思います。かくいう私もその一人です。


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この角っこにある家がニーチェの家。ライプツィヒ近郊で生まれたニーチェは幼い頃に父親を亡くし、
父方の祖母と叔母が住んでいたここナウムブルクに移り住んだのでした。
ギムナジウムを終えた後、ニーチェは学業や大学での教鞭等で各地を転々とする生活を続け、
ナウムブルクにはたまにですが帰ってくることがあったとのこと。そして、1889年に精神を病んだ彼は、
母親にナウムブルクの家に連れ戻されます。

晩年は妹のフランツィスカとヴァイマールに移り住み、そこで亡くなりました。




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ニーチェの家の外壁に貼られていたプレート。

Hier wohnte der Philosoph Friedrich Nietzsche zum Besuche bei seiner Mutter in den Jahren
zwischen 1890-1897.

と書かれてあります。




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部屋の一階部分。主に彼の家族についてパネルで説明されています。
入館は無料ではなく、通常は2.5ユーロ、学割で1ユーロです。




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二階部分。結構日当たりのよいいい部屋でした。ニーチェの原稿、著作等が展示されています。
中には彼か彼の家族達が実際に使っていたテーブルと椅子などもありました。




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海外におけるニーチェ研究および関連文献の紹介。下の段、左から2冊目は日本語による著作です。


やはりとてもお堅い哲学の分野での偉人ということで、
訪問客はとても少なく、私以外ではドイツ人夫婦が一組いた程度でした。
それと場所がとてもわかりにくい。大きな通りに面したところにあると思いきや、
住宅街の片隅にあったので、何度も何度も道に迷い、
最終的に地元の人に道を訊ねてたどり着くことができました。



ニーチェの家を後にする頃にはすっかり天気がよくなり、気温もずいぶん上がっていました。

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