2010年3月15日月曜日

ハイルバート・ハイリゲンシュタット

体調は回復傾向にあります。
舌の付け根と左頬にできていた口内炎も消えてきました。
ご飯も美味しい。再び原稿と睨めっこの作業。


夜中の0時過ぎ、何気なく見たYahooのニュースに興味深い記事を発見。


----------------------------- 引用開始 -----------------------------

旧東独から瓶入りメッセージ=23年前に「文通仲間募集」

3月15日7時39分配信 時事通信

【ベルリン時事】旧西独のドイツ中部ゲッティンゲンでこのほど、23年前に約30キロ離れた旧東独の町に住んでいた少年が川に流した瓶入りのメッセージが見つかった。
ユーリ・マルハウアー君(9)が家族と散歩中に川岸で瓶を発見。紙が入っているのに気付き、自宅に持ち帰って割った。紙には「ペンフレンド募集」の文面、1987年の日付とともに、当時11歳のマルコ・ボーデさんの名前と旧東独のハイルバート・ハイリゲンシュタットの住所が記されていた。
ボーデさんは現在34歳の電気技師。地元紙によると、「興奮を抑え切れない」と語り、ユーリ君と連絡を取りたがっているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100315-00000012-jij-int

----------------------------- 引用終わり -----------------------------


なんとまぁ懐かしい地名。ゲッティンゲンとハイルバート・ハイリゲンシュタット。
ゲッティンゲンは私が初めてのドイツ滞在時に2ヶ月間生活した場所。語学学校に通っていました。
ハイルバート・ハイリゲンシュタットは語学学校の遠足時に訪れたところ。
旧東独チューリンゲン州にあるこの町は、私が訪れた最初の旧東独の町ということになります。


もうじき10年になるなー。初ドイツ滞在から。


早速当時の写真を探してみました。
ドイツ出発前に、当時新装開店したばかりの大阪難波のビッグカメラでデジカメを買いました。
Finepix 1700Zという機種。初めてのデジカメで初めてのドイツ滞在を撮りまくりました。


写真、残っていました。当時はブログなど持っていなかったので、
9年の月日を経て公開することになった写真達。ご覧くださいませ。


DSCF0015
これは聖マリエン教会の塔だったと思います。残念ながら内部の写真はありません。
この教会の麓から見えた庭園がとても綺麗だったのを覚えています。



DSCF0005
町の様子。遙か向こうに見える塔は聖マルティン教会のもの。
「旧東ドイツの町って怖ろしい」って聞いていたので、結構気を引き締めて旅したのを覚えています。
初のデジカメ撮影だった故、あまり構図とか考えずに撮っているのが丸わかりですね。


美しい教会の他に、作家のテオドア・シュトルムの記念館もありました。
シュトルムが子供達に物語を読み聞かせる際に、子供達が使っていた椅子なども残されていました。
他に、ゲーテの縁の地でもあるという説明が先生によってなされたのを少し覚えています。


写真を見ているうちに、記憶の断片が繋ぎ合わされ一つのものになっていきました。


この日は朝から語学学校の遠足でした。


同じ日、イタリア人の女の子の誕生日だったことも思い出しました。
遠足の終盤、クラス担任の先生がお祝い用にとでっかいケーキをこの町で買ってくれたのです。
そしてその夜、お菓子やらビールやらを持ち寄って誕生会をしました。
あ、誕生会の前に、庭でバーベキューパーティーもあったんだ。とにかく忙しい日だった。


その時、私絡みでハプニングがありました。
シャンパンのコルクをあける折に、そのコルクがあろうことか私の頭に直撃したのです。
誰だかは忘れましたが、

「祝い時のシャンパンのコルクが当たると近々結婚する」

と言われ、主役そっちのけでしばしネタにされたのを思い出しました(笑)。


しかしながら、未だ独身・・・。とほほ。。。



あれから9年・・・。


ドイツ滞在もあと少し。
そんな最後の年になりそうな時に、
一番最初の滞在で訪れた町の名前を目にするとは・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿