長期ドイツ滞在が始まった2005年以来、旅らしい旅って数えるほどしかしていません。
余所の町に訪れてもその殆どが文献収集やらそれに関連する用事がメインで観光はオマケみたいな感じでした。
もうそんなに長く滞在できないし、たぶん今後これそうにもないので、
訪れることができるところは訪れておきたいなーと思っている今日この頃です。
先日も実家に電話した時のこと。
「こないだテレビですごい城のような建物見たんやけど、そこいったことあるか?」
「町の名前思い出せへん・・・。あっ、ケルンか!!」
「もう時期帰れるんやったら、今のうちに色々見てきた方がええと思って、町の名前メモしてたんや。折角やし」
とのこと。残念ながらケルンは2001年に始めてドイツに訪れた時に行ったことがあります。
しかし、家族のこのような心遣い、嬉しかったです。
というわけで、残りの時間で行けそうなところのリストアップもしなくっちゃ。
まぁ、手広く行くのはもう時間的に無理。今考えているのは、
- 南ドイツ(今まで訪れた南限はニュルンベルクのため)
- 今まで訪れたことがある思い出深い近場の町
- ザクセン=アンハルト州の代表的な美しい町
今主に重点的に情報収集しているのが3番目。
図書館で本も借り出しました。情報収集、資料集めはお手のものですし。
一冊素晴らしい本がありました。小さい町の市内図までばっちり掲載。
明日、図書館に行ってコピー撮ってこないと・・・。
ザクセン・アンハルトって日本じゃ殆ど知られていない名前。
ベルリン、ニュルンベルク、ミュンヘン、フランクフルト、ボン、デュッセルドルフ、等々。
日本で日本人が見聞きしたことがあるドイツの地名ってこんな感じじゃないかな。
でも、歴史の表舞台に出てくるような、あるいは文化的に重要な町が結構あったりします。
例えば、代表的なものでは・・・。
- ハレ:私の住む町 新渡戸稲造(旧5千円札の人)がここで博士号を取得 ドイツ最古参のチョコレート工場
- デッサウ:バウハウス(現代芸術に大きな影響を与えた芸術学校)が置かれたところ
- ケーテン:バッハが宮廷楽長として迎えられたところ
- ザルツヴェーデル:バウムクーヘンの故郷
- マグデブルク:ザクセン・アンハルトの州都 マグデブルクの半球 フンデルトヴァッサーの遺作がある町
- ヴィッテンベルク:宗教改革の立役者マルティン・ルターが教鞭を執った地
- アイスレーベン:ルターが生まれ没した地
- クヴェトリンブルク:世界遺産に登録されている木組みの家群がある
- ヴェルニゲローデ:ハルツ地方にあるブロッケン山の登山口
と色々あるわけですが、探せば他にも色々美しいところがあるみたいです。
例えば、
- Wettin:美しいお城があるザーレ河畔の町 お城は今ギムナジウムになっている
- Querfurt:ピアノ教則本バイエルの作者バイエルが生まれた町 古城がある
- Bernburg:美しい古城がある
- Naumburg:大聖堂 ハンザ都市
- Nebra:世界最古の天文盤「ネブラの天文盤」が発掘されたところ
と、今現在知りうるだけでもこれだけあります。これからもっともっと出てくるかも。
このような日本の観光ガイドにはまず載らない、でも美しい町を時間の許す限りご紹介できたらなと思います。
大きな町に行くのもいいけど、
長期滞在で得た地元交通の利用方法、現地語で書かれた観光ガイドブックを手がかりに、
付近の町の探索もこれまたいいんじゃないかな・・・。
また写真を掲載していきます。
最近有り難いことにGoogle リーダーに当ブログを登録してきてくださってる方がいるみたいです。
Google リーダーって便利ですよね。いつか使い方を紹介したいな。
ええと、そう。常連さんもそうでないかたもですが、
☆☆☆☆☆でブログ記事の善し悪しをしてもらえるのを再度設置しましたので、
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もちろんコメントも大歓迎。
余所のブログみたいに、うちもコメントでワイワイ盛り上がってみたいなー。
では早速週末はどこかにいこうかな・・・。
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