2009年12月21日月曜日

家庭菜園

過去ブログでもしばしば紹介した家庭菜園。
6~7年前から父が近くの畑を借り、叔父と共同で始めたもの。
前回帰国した折にも、作物の育ち具合を確認し収穫するのが毎週末の習慣となっていた。
ドイツに居る間も、電話やメールで畑での収穫情報がしばしば耳に入っていた。
年々作物のバリエーションも増え、作業がバージョンアップしているようだったので、
今回の一時帰国で約一年半ぶりに畑を訪れるのがなにより楽しみだった。


元々祖父が農家出身で、農作業に関してはプロフェッショナルだった。
大阪に移り住んだ後も、規模は縮小したものの祖父は畑を借りて野菜づくりを続け、
私が子供の頃、採れたての新鮮野菜をいつも届けてくれたのを覚えている。
祖父の作った野菜は今でも忘れられないぐらい、市販のそれとは出来が違っていた。
丸々とした大きいトマトに、粒の一つ一つが弾けんばかりのトウモロコシ。
果物も作っていたが、今でも記憶にあるのがイチゴ。粒が大きくてとても甘かった。
その祖父の腕を、息子である父と叔父は引き継いでいるらしく、
収穫された野菜を調理する母曰く、段々祖父の野菜に近づいてきてるとのこと。

この日は大根と小芋を収穫した。
秋まきの大根は丁度今頃が収穫時。それがまた美味しい!!
今季は普通の大根と聖護院大根に挑戦したのだとか。
聖護院大根はカブラ並みにまるまると太った大根で、京野菜の一つである。
市場での流通量が少ないせいか、高値で取引されている高級品。
丸々と太ったそれが畝の半分にびっしり出来ていた。



下が普通の大根。上が聖護院大根。普通の大根も市販のそれと変りないぐらい立派。
聖護院大根は普通の大根よりも煮込むとトロトロになりとても美味しい。
豚肉や鶏肉と一緒に煮込んであげると、ご飯がいくらでも進んでしまう。
農薬を使っていないので、大根の葉まで美味しくいただける。
大根の葉はお味噌汁に入れてあげても良し。
あるいは軽く茹でて青みを出し、塩もみしてから炊きたての御飯にしらす干しと混ぜても良し。
葉から白い部分まで全部頂け、栄養価も高い優秀な野菜である。




お次はお正月の雑煮に欠かせない小芋。この日は試し掘りで三株ほど掘っただけだが、
丸々とした形の良い小芋がでるわでるわ。一株につき15個ぐらい付いていただろうか。
一年前、私がいなかった時に、この小芋をコロッケにして食べたら物凄く美味しかったとのこと。
是非食べてみたいので、母に頼んで作ってもらうことにしよう。
まだ5~6株はあるので、雑煮用として十分食べられる。

他にも玉ねぎ、ネギ、チンゲン菜、ごぼう、えんどう豆、人参、水菜、ほうれん草等々、
一年半よりも種類が増えていた。 使用できる畝の数が増えたからだそうである。
来年にはもう半畝増えるとのこと。


早く完全帰国を果たして、私も野菜作りを色々勉強したい。

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