2010年5月20日木曜日

日本の国を憂う

 

<IMF声明>「日本、消費税引き上げを」財政健全化求める

5月19日21時30分配信 毎日新聞

国際通貨基金(IMF)は19日、「日本政府は11年度には財政再建を開始し、消費税を徐々に引き上げていく必要がある」とする声明を発表した。日本の財政が先進国で最悪の状況に陥っていることを踏まえ、国債発行の限度額などを盛り込んだ財政健全化に向けたルールづくりを求めた。

声明は、ギリシャの財政危機を念頭に「国家財政への監視の目が厳しくなる中、信頼性のある財政再建策を早期に策定することが非常に重要」と指摘。東京都内で会見したリプスキーIMF筆頭副専務理事は「財政の安定性が確保されることが消費者や企業に安心感を与え、成長につながる」と語り、消費税増税は景気回復を阻害しないとの見方を示した。

また、声明は日銀の金融緩和策について「市場の安定化に寄与している」と評価したうえで、デフレ解消のため、一層の緩和策の推進を促した。

IMFは同日まで、日本政府との定期協議などの対日審査を実施していた。【坂井隆之】

いやはや、日本国、現在統治能力を完全に喪失していますね・・・。
このIMFの宣言に対し、日本はどう対処するのか?

外部(ドイツ)から日夜日本の状況を色々なソースから入手していますが、どの情報にもほとほと呆れるばかり。
完全に機能を停止している日本が内部崩壊だけでなく、他国が虎視眈々と蝕もうとしている・・・。他国はしたたかですから。


普天間問題でごたごたしている最中、沖縄近海、排他的経済水域でお隣中国の海軍艦艇に好き放題活動されている。
海上自衛隊の護衛隊がすぐ側にいる状況であったにもかかわらず・・・。
それを日中韓外相会談で中国側に申し立てすると、中国に逆ギレされる始末・・・。

口蹄疫問題。農水大臣の愚策を糾弾することなく、マスゴミは東国原宮崎県知事を非難の対象にしている。
農水大臣の危機管理能力の無さと無責任発言。とっくに責任とらせて首にしてもよいのに放置したまんまの状態・・・。

朝鮮半島情勢。韓国海軍哨戒艦の沈没事件、北朝鮮の犯行と断定する。
最悪の事態は避けたいが、朝鮮半島で有事があった際、日本政府はどう対応するのか。

ロシアとの領土問題も悪化している。

小沢関連法案。国会法改正はどうなるのか。これ通されると、日本は確実に終わる。


そしてこのIMFの声明・・・。
今の日本の財政、国債増発の現状を見て「経済崩壊、ギリシア次は日本と」世界は見ているからなのかもしれないが・・・。
消費税増税が景気回復を阻害しないとしているが、果たしてそうなのか?
消費税を導入した後、さらには税率を上げた後、果たしてこれまで日本経済はよくなってきただろうか?

竹下内閣時に導入された消費税。その時の言い草は「社会福祉に還元する」というものだったと思うけど・・・。
あれから20年。日本の(生活)福祉、特にセーフティーネットはズタボロ。年間に3万人の自殺者を出している始末。

使途不明な税金が多く、税金の帳簿が不透明という日本の国家財政の有様は何ら改善されていない。
そんな中で税率だけを上げたとしても、ますます国民の生活は困窮するばかりで景気回復には結びつかないでしょう。

自民党時代の杜撰な財政管理を改善し、使途不明なお金の流れを明らかにし、
国民に分かりやすい税金の使い道を示すことこそ、政権を奪取した政党が担うべき、刷新すべき事柄なはずなのに、
肝心の与党政党民主党は、あろうことか完全に機能停止に陥っている始末・・・。


政権による統治がストップしてしまっている今、
結局IMFの声明をハイハイと受け入れて、なーんにも考えることなく増税するんでしょうね。
民主党幹事長もそう。いや彼以外でも国連やその出先機関の発言に日本はよく屈する。
日本国民も「国連やその出先機関がいうことが全て正しい」と思いこんでるのかもしれないが、
国連やそれに関連する機関は先の大戦の連合国が実権を握っているものであって、
日本には何の特にもならない機関。ただ「世界の財布」としてお金をむしり取られるだけ。

過激論かもしれないけど、発言権、主導権がない組織にだらだら名を連ねるのではなく、
距離を置くかはたまた脱退するのも一考かもしれない。


政権がダメなら世論にまともさを求めたいところだけど・・・。
世論は税率が増えることだけに関心を持たず、本質的な部分に目を向けて、良く考えて票を投じていかないと。
子供手当等のばらまき政策の廃止、国家公務員の給与削減等無駄な歳出の削減が目下必要。
「削れるところは削って!!」という声をあげていかないとだめなんじゃないでしょうか。

あるいは消費税を増税する代わりに他の税金を下げろという声もありかもしれない。
例えば低所得者層における所得税、住民税を減税するかゼロにするか・・・。


でもまぁ。。。参議院選挙からではもう遅すぎるような気はするけど・・・。









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