2010年9月1日水曜日

ペスト


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ハレはハルツ地方の南の入口です。故に、ハルツ地方で有名な木組みの家をいくつか目にすることができます。
写真右手の建物のその中の一つ。しかし、この直ぐ隣の細い通りが実は曰く付きの通りなのです。


中世ヨーロッパには怖ろしい病気が蔓延し、多くの人命を奪いました。その病気とはペスト。黒死病とも言われました。
このハレもペストの被害にあったらしく、やはり沢山亡くなったそうです。
これは27日に会った友人から聞いた話なのですが、この通りの両端の家で昔ペスト患者が発生した折、
病人を隔離すべく、この通りの前後をぶ厚い壁で塞いだのだそうです。
数年後、その壁を取り壊してみたところ、中から白骨化した死体が見つかったとのこと。


このお話が書かれたプレートが左側の建物にあったそうなのですが、
現在は工事中(といいますか、崩れてきているのでそれを防護している)なので、見ることはできませんでした。


どこの土地にも、ちょいとおどろおどろしい話ってあるものなのですね。

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