2010年9月12日日曜日

Burgfest in Wettin バスの旅


天気がようやく安定してきたのと、残りの滞在がだんだん少なくなってきたということもあり、
最近毎週末出掛けております。やはり寒くならないうちに、出来るだけ色々な所に訪れておきたいですからね。

今日は今年の5月末に訪れたザーレ河畔にある古城の町ヴェッティン(Wettin)でBurgfestというお祭りがあるというので、
再び訪れてみることにしました。前回は遊覧船を使ったちょっと優雅な旅でしたが、今回はバスの旅を選択しました。



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ハレ中央駅を発着地とするヴェッティン方面へのバスですが、平日の便数は1時間に一本です。しかし今日は土曜日。午前中以降のバスの本数はなんと3時間に一本と大幅に減便されてしまいます。お祭りの期間は10日から12日。お祭りの中日である今日11日はUmzug(仮装行列)が午後13時から行われるとのことで、午前10時のバスに乗ろうと思ったのですが、帰りのバスの時刻との兼ね合いで(午後16時45分。なお復路のバスは4時間に一本)Umzugの観覧は断念することに。 午前11時に到着して帰りのバスまで6時間ちょっと時間があるわけですが、前回訪問時にほぼ主要な所は見尽くしたので上手く時間を潰せそうにないなと考えたからです。よって午後13時のバスで行くことにしました。


今回乗ったバスですが、写真のような小型バスでした(時刻表にKleiner Busとありました)。乗車定員は15名程度。お祭り見物のためか、ハレ出発時には既に満席状態。途中停車した停留所で乗ってこられたお客さんは席に座れず立たなければなりませんでした。 せめてBurgfest期間中ぐらいは中型のバスを用意してくれてもいいんじゃないのと思いましたが、ヴェッティン市内の道路事情がどうもそれを許してくれないようです。とにかく小さな町故に道路も狭くて曲がりくねっている。つまり、対向車を避けるための待避所となる場所もなく、さらに何度も切り返しが必要なくねくね道だらけなので、大型バスには不向きなのです。故に、このような小回りの効く小型バスの方がピッタリなのかも。


それにしてもバスの旅というのも良いものです。 市街地から数㎞離れると森や大農場が広がっています。そして、その所々に小さな村があります。昔ながらの農村もあれば、一戸建ての家々が密集する新興住宅地として開発されたっぽい村もあります。市街地とそのような村を結ぶ交通手段としてバスが大活躍しており、その車窓に広がる村独特の風景に、普通の観光や市街地での生活また違ったドイツの姿を見ることが出来ます。しかしバスの旅の場合、先程述べたように、郊外を走るバスの本数は少なく、一本バスを逃せば何時間も待たねばならない、あるいは次のバスがもう来ないかもしれないといった不安が常につきまとうわけで二の足を踏んでしまいがちですが・・・。勇気いりますね。


私が今回利用したバスも例に漏れず、点在する小さな村々に停車しながら目的地に向かいました。 仕事だとはいえバスの運転手さん、ご苦労様です。乗客がいないかもしれないのにルート内の停留所は一通り巡らなければならないので。それにしても田舎道はすごかった。舗装されていないところがあったり、石畳のところがあったりと。こういった道をくねくね、ガタガタ行くのもバスの旅の醍醐味なのかも。そして村と村との間には広大な田園風景が広がっていました。5月に遊覧船から見えた菜の花畑だったのかもしれません。バスの車窓から見る菜の花畑もさぞかし綺麗だろうなと想像していました。来年の5月、もういないから残念だ。




午後13時に出発し、約1時間後の午後13時57分頃ヴェッティンに着きました。
このサイトをご覧になっている方で、ヴェッティンに行ってみようと思われる方、いないとは思いますが、
念のために停留所の説明を。ヴェッティン行きのバス路線を検索するといくつか停留所がヒットします。
ザーレ河畔から城を目指したい方はWettin, Sonneを、市役所付近から散策したい人はWettin, Postを
利用されると良いかと思います。どちらもハレからのバスは停車します。
今回私が利用したのはPostの方です。運転手さんが勧めてくださいました。


さてさてBurgfestですが、一体どんなお祭りなのやら・・・。

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